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道道６６０号居辺本別線 ★★★★ |
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道道６６０号居辺本別線の取扱説明書 当路線は上士幌町の市街地と本別町の勇足を結ぶ一般道道で、上士幌から本別へ移動する際本来ならば上士幌と本別を結ぶ道道１３４号本別士幌線や同区間を結ぶ国道２７４号線のチョイスが適当であるが、地図上において最短最速と思える同区間を何も知らずに進入する子羊が後を絶たず、困り果てた開発局は何を血迷ったかとんでもない看板を立ててしまった。たった数百ｍだが、いまだ同区間に残る通行困難箇所は、今日も黙ったまま勝手に飛び込んでくる獲物を待ち構え、その雄叫びを聞かんと口を開けている。
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 全くトンデモナイ道路を造ってしまったと頭を抱える様子がありありと伝わってくる非常に珍しい看板で出迎える道道６６０号線。特注品とも思えるそれには「お願い」から始まる泣きの一言が添えられる。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR ワクワクドキドキの二車線快走路を進むが目立った変化は無い。と思ったら突如強力なバリケードが仁王立ちし、完成しているようにも見える直進はＮＧにつき、強制的に左の迂回路へと誘導される。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR だがそこは迂回路などではなく、れっきとした道道そのものであった。幅員は広く大型車同士の離合も許すフル規格で、フラットダートという路面状況も韋駄天につき、現状で充分対応可能とさえ思えた。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR しかしそこには紛れもなく新道建設を急務とする恐怖の激坂が待ち構えていた。見通しの悪い急カーブも然る事ながら、深砂利に凹凸の激しい路面に急勾配という悪条件が見事に重なった傑作である。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 大型車はもとよりオフ車以外の二輪についても細心の注意を払わねばならぬ危険区域だ。それは舗装路をかっ飛ばす地元ナンバーの四輪が、ここだけは超低速で走行している事からも明らかである。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 若干距離が増そうとも九十九俺で処理すれば特に問題は生じなかったと思われる道道６６０号線。コース設計ミス以外に疑う余地のない究極の線形は、ある意味芸術的作品とも言い換えられる。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR だが実用性あっての道路であるから、一日も早く新道を開通させ、道道６６０の砂利道？そんなの聞いた事ありませんねぃと全てを無かった事にしたい開発局の思惑とは裏腹に、今日も山中に迷える子羊の雄叫びが木霊し、開発局の悩める日々は続く。 |
