ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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道道746号高見西舎線

★★★★

 

道道746号高見西舎線の取扱説明書

道道746号高見西舎線は、太平洋側に面したサラブレッド銀座と呼ばれる一帯よりも山間部の3桁道道同士を繋ぐ連絡道として機能しているが、未だに未舗装区間が存在している事実はあまり知られていない。

 

道道746号高見西舎線1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

道道746高見西舎線は名称からすると高見湖と3桁国道である天馬街道を結び、山間部を通る連絡道として位置付けられている。だが実際には全通には至っておらず連絡道としては機能していない。3桁道道との何もない分岐で周囲には並走する三石川と広大な畑と民家の数軒が点在するのみである。分岐からしばらく1.5車線の

道道746号高見西舎線2/ORR

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舗装路が続きますが、やがて途切れ未舗装路となる。早速ヘキサが現れここが林道でない事をアピールしている。幅員は全体的に広く取られており1.5車線以上をキープしていまて、離合箇所も設置されているが離合箇所でなくとも、ほとんどの箇所で普通車同士の離合は可能である。舗装化の必要性が全くない程、良く整備された

道道746号高見西舎線3/ORR

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フラットな路面はオフロードが苦手な車種でも苦にならないはずです。砂利が薄く敷いてありますが固い路面がベースになっていて凹凸などもほとんど確認できない。緩やかな勾配と見通しの良い直線路がほとんどでストレスは感じる事はない。町界のピークを越えると下りに転じ、緩やかに蛇行し始める。道道746高見西舎線は

道道746号高見西舎線4/ORR

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全通していない為その利便性のなさから存在感も薄く地元の人でもめったに利用しないような道で交通量は皆無に等しい。全通していれば海沿いの3桁国道を補完するような存在になるのかも知れないが全通など夢のまた夢だろう。2003年秋に日高管内を襲った台風はご記憶に残っている方も多いと思いますが、その被害状況は

道道746号高見西舎線5/ORR

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深刻であり台風の爪跡は現在も多数残っており現場を視察した限りでは来年度中の復旧は困難な状況である事は間違いありません。道道638、道道845は全滅であり道道71は根こそぎ無くなった道道を民家の庭に仮設道路を敷いての仮復旧、最も深刻なのは周辺の林道でピストンがほとんどなのだが全滅である。道であったはずの

道道746号高見西舎線6/ORR

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痕跡さえなく失われ、林道標識が残っていなかったら単なる山の斜面と思われる程で、一夜にして周辺林道は全て消滅した。現場を目の当たりにした者にしか分からないが治すとしてもそれは復旧ではなく新規に開設するといった状況であり、財政難からこのままいくつかの林道は廃道になる可能性が非常に高い。そのような状況下で

道道746号高見西舎線7/ORR

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道道746の全通など在り得る訳がないのだ。幸いこの道は直撃は免れたが台風による道路の壊滅状況は深刻で復旧の見込みのない道路を中心にORRとしても特異道路早期解明に全力を注がねばなるまい。

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