ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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宮城県道248号沼倉鳴子線

★★★

 

宮城県道248号沼倉鳴子線の取扱説明書

宮城県道248号沼倉鳴子線は、世界谷地、栗駒山と観光名所が連なる場所にありながら地味な存在で全く日の目をみない。何やら意味有りげな謎多き県道である。

 

宮城県道248号沼倉鳴子線

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高規格道路仙秋鬼首トンネルを抜けて県道248に入ると2車線の快適な道が続きます。途中には人家もありそれなりの交通量もあります。岩入という所で真新しいトンネルが左手に見えてきます。但し何処へ通じるのか何という道なのかは全く示されていません。その道こそが県道248沼倉鳴子線だと果たして何人の人が気付くのだろうか?

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大抵は直進して自動的に県道249岩入一迫線にいつの間にか進入しているに違いない。カーナビではどのように指示されるのだろうか?非常に興味がある。おねーちゃんの声で「この先はガタガタ道です!」とか言うのだろうか?トンネルを抜け2車線路を進むと突然幅員の狭い未舗装路になります。

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県道248沼倉鳴子線は観光名所地にありながら何故か道中案内板、標識類は一切存在しません。鬼首峠と花山峠を越える3桁国道同士を宮城県内で最初に結ぶ公的な道であり両峠を結ぶ連絡路であり最短経路でもある。しかし何故かここが県道である事は秘密にしておきたいようなのだ。

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ひとつでも県道である証があればとチェックはしたが確証級のネタは全く見つからなかった。唯一のネタは国道からこの県道に入る際、大型車この先通行不能の立て看板があった事だけです。このは県道248沼倉鳴子線を指していて大型車が通り抜けできなくはないが、離合時かなりの難儀である事は容易に想像できます。

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幅員は1.5車線キープで普通車同士の離合なら全く問題はありません。路面状況は全体的に踏み固められており走り易いのですが凸凹箇所がいくつもあり、それだけ即急に整備してもらえればあとは特に問題ありません。落石や崩落箇所も全く見当たらず手入れはしっかり成されているようです。

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緩やかな勾配で延々と上りが続き並走していた鎌内沢と離れると勾配のきついコーナーで高度を一気に上げ尾根のような所に出ます。その後緩やかなアップダウンを繰り返し国道に近づきます。道中一軒も民家はなくこの道の必要性はさっぱり分かりませんが貴重な未舗装県道である事は疑いようのない事実です。

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3桁国道に合流です。最後まで県道である物証が確認できず、この道がどのような経緯で県道指定されたのか何故県道表示されないのかなど多くの謎を残したまま未舗装県道248沼倉鳴子線を後にした。

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