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青梅街道 ★★★ |
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青梅街道の前説 休日ともなれば人々が大挙して押し寄せる奥多摩。喧騒的な現道とは裏腹に地域密着型のかつての生活道路がそこにはひっそりと存在した。それこそが青梅街道旧道である。アスファルトジャングルの東京都において旧国道に今尚ダート区間が存在している事は奇跡に近く、慎ちゃんにも是非視察に行ってもらいたい好物件である。
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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR 武蔵と甲斐を結ぶ主要ルートと言えば甲州街道と相場が決まっている。それは道路と併走して鉄道が通された事、後に高速道路が通された事でも明らかである。また早い時期に馬車に対応すべく笹子隧道が突かれた事で、現在でも柳沢峠にて純粋に峰越えを果たしている青梅街道のポジションが甲州街道に対する裏道である事が決定的となった。但しだ、現在の交通事情において青梅街道が果たす役割は大きい。 |
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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR 甲州街道は全線2車線化したとは言え、2005年4月の時点でも大型車同士の離合不能な区間が部分的に存在している事は極一部の常連ドライバーしか気付いておらず、国土交通省もそれには見て見ぬフリで、固く口を閉ざす国家の最重要機密事項である。トラックドライバーの間では暗黙の了解であり、決して青梅街道の方が走り易いなんて口外してはいけないのだ。 |
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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR えっ、お前が言っちゃってる?あら大変!思わず口が滑っちゃった。という事で甲州街道より青梅街道の方が走り易いという事はここだけの秘密という事でヨロスクお願い致します。かつて僕の友人が新宿−甲府間を下道で2時間半というあずさ2号も真っ青な記録を樹立したのも青梅街道経由であり、甲州街道ではどんなに頑張っても3時間を切る事は無かった。 |
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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR 勿論夜間走行である訳だが、甲州街道は昼夜を問わず往来が激しい。それに対し青梅街道は市街地を抜けると夜間は、すれ違う車も下手すると片手で足りる程交通量は激減し、ほぼ貸切状態であり、信号機もほとんど無く、柳沢峠より山梨側で現在急ピッチで進められているいくつもの巨大なループ橋を使った新道が完成すれば青梅街道は単なる裏道から実用的な抜け道へと人々の認識も変わるに違いない。 |
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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR そんな青梅街道にも当然旧道がある訳だが、現存していてもとっくの昔に舗装されているとか、完全に廃道化している区間や、残っていても車両を通さない時代の歩道サイズとかがほとんどを占めていて、もはや車両を通し尚且つ砂利道時代の青梅街道は現存しないのだろうかと諦めていた矢先、遂にそれは姿を現した。 |
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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR 青梅街道、通称むかしみちと呼ばれ、地域の方々の保存活動の結晶なのだろう。それはほんの極僅かな区間に過ぎないが、自動車1台が通り抜け可能な未舗装路という条件を満たし、確かにそこに存在していた。旧道沿いに建つ何気ない民家の軒先には洗濯物が所狭しと干され、風に揺られている。もしかしたらその昔も乗り合いバスの窓から同じ光景を眺めた人がいたかと思うと非常に感慨深いものがある。 |
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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR またほとんど光を通す事ない急斜面の旧道沿いには、ひとつひとつ丁寧に積み上げられた石垣が多く見られる。着床した苔の生し方から、恐らく杉木立の年輪に比例しているのだろう。それがこの道の歴史の重みを表している。今ではハイキングコースとして定着している青梅街道むかしみち。そこに砂利道時代の青梅街道をしかと見た。 |