ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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石峠

★★★

 

石峠の前説

現在は旧道と化した石峠であるがその前進の旧街道石峠まである事から旧石峠、石峠、石峠トンネルと親子三代に渡る歴史ある峠である事が現地で明らかとなったのだが、果たしてどれくらい歴史がある峠なのだろうか?

 

石峠

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石峠、地図上ではあっけなく通過できる楽勝コースの旧道であると見て取れた。ところがのっけからこの複雑怪奇なゲートの登場だ。この継ぎ足したかのような中途半端な状態はどうしたもんだろうか?全国至る場所に設置されているゲートだ。それなりに規格物があるとは思うのだが明らかに、その場にある物で何とかしてしまった感じだ。投げやりとも思える素敵なゲートを華麗に突破し一路石峠へと向かう。

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石峠トンネルが完成したのが19929月だから旧道化して十余年である。路面は遂最近まで使われていたような状態でセンターラインのある快適な2車線路が続く。ここ石峠の歴史は古く、どれ位前から使われているのかは分らないと案内板には記述されているが、どれ位前から使われているのか分らないにも関わらず、古いと一言で片付けてしまう県の土木事務所の対応が、僕には理解できない。

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これは遅い雲の動きに対し

遅い!

と言ってしまう児玉清氏以来の驚きだ。お役所が

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古い!

と言ってしまえば時代に関係なくそれまでなのだろうか?道中に黄色い棒でマーキングしている箇所が、石峠旧街道である。

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ここが車道の石峠であり、それ以前の旧石峠はやや離れた場所に存在する。切り通しの峠は、後年拡幅されたのか幅員2車線で鞍部を跨いでいた。峠の直前にはちょっとした広場が設けられており、そこからの眺めはなかなかだ。ところがまたまたゲートの出現である。しかも今度はしっかりした規格物であるようだ。しかも中途半端なバーの高さが心憎い演出をしている。ゲートを二重にするとはやけに厳重だと思ったら峠を越えた途端にこの状態。

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完全なる1車線だ。もう石峠はお荷物的存在なのだろうか。完全封鎖によって誰も来ないばかりか放置プレー全開で両脇から植物の侵食が著しく自然に還る一歩手前である。これがセンターライン付きの2車線路の行く末とはあまりにも残酷である。これでは散々上司にもて遊ばれた上にポイ捨てされ、気が付いた時には結婚適齢期をとっくの昔に過ぎていたお局様のようではないか!それを象徴するかのようにおにぎりも気持ち沈んでいて中途半端な高さである。

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やりきれなかったのだろう。ここはかつての旧道と現道の分岐であるが現在は新道が出来た為、このおにぎりも残骸の一部となった。新道に合流です。哀れなおにぎりに、一言申し上げても宜しいでしょうか。

低い!

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