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地蔵峠 ★★ |
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地蔵峠の前説 1991年11月待望の長さ1km以上もある長大トンネルが完成し地蔵峠はその役目を終え旧道と化した。地蔵峠は特にこれといった魅力がある訳ではないが峠にコンコンと湧き続ける水を求めてこれからも近くを通過する際は何度か立ち寄る事になるだろう。
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 地蔵トンネル脇から旧道が派生している。勾配のきつい1.5車線路はこの界隈で珍しくもないが、トンネルで抜けるのが当たり前となった現在わざわざ旧道を通る人もほとんどいないのだろう。地蔵峠は想像と裏腹に深い切り通しとなっておりゴツゴツと露出した岩肌はコンクリで噴き付けされていなかったら、その場に居られたものではない。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR ごつい杉林に囲まれており当然景観などとは無縁だが、上り詰めた所がこの深い切り通しだから峠らしいと言えば峠らしい。下りに転じるとすぐに茶屋跡らしき東屋がある。かつてここを路線バスが通っていたのだろう。今でも地蔵峠と書かれたバス停がそのまま残っている。当時運行していた時刻表もそのままであった。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 近くにある石碑には昔ここに峠の茶屋があったと記されている。それがいつしか廃業しバス待合所に転用されたのだろうか？そんな峠の茶屋跡も今では首脳怪談の場として使用されるまでになった。エビアンサミットでフランスのシラフ大統領にエビアンはうまいぞぉ〜と散々水を飲まされた挙句お土産もエビアン1年分と正に水尽くし。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 純ちゃんは「俺は一番搾りが飲みたいんだっちゅうの！」と喉まで出掛っていたが、何とか抑えて地蔵峠サミットでの復讐を誓ったのであった。国境を隔てて待ちに待った待望の地蔵峠サミットがここで開かれたのはつい先日の事である。純ちゃんは燃えていた。水の借りは水で返すと。彼には秘策があったのだ。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR わざわざ永田町から離れこの地までやってきたのには訳がある。主要五ヵ国の首脳陣を前に開口一番こう切り出した。地蔵峠の水はうまいぞぉ〜！これに対し一番反応が早かったのがシラク大統領である。当然ワインが出されるものと思っていた訳で、彼の頭の中では赤のそれもラトゥールかラフィットかマルゴーか、最低でもペトリュースは出てくるだろう思っていたのだ。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR ところがこんこんと湧き出る地蔵峠の天然水を出され、飲みたくもないのに、まぁまぁもう一杯と何杯も飲まされた挙句、お土産は南アルプス天然水１年分ときたもんだから、シラク大統領は不機嫌なまま帰国の途についた。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 純ちゃんは関空でシラク大統領を見送る際、大空の彼方へ消えてゆく飛行機を眺めながら小さくガッツポーズ。彼の復讐は見事成功した。まあサミットなんてそんなもんですわ。追伸：地蔵峠の水 かなりまいう〜です |
