ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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尾坂峠

 

尾坂峠の取扱説明書

本州から四国入りする際、宇高国道フェリーを使う人も多いと思われるが、僕は宇野港へループで至る国道よりも、児島湾大橋を渡る県道をよく利用する。その道中に1km以上にも渡る長大トンネルがある。トンネルがある場所に旧道アリの鉄則通り、JR線のトンネル上を旧道が峠を越していた。旧道化して20年以上が経過した尾坂峠は、すっかり寂れているかと思いきや、そこは旧道とは思えない交通量を誇っており、すっかり面喰ってしまった。峠を始め旧道全体に見るべきものは少なく、すっかり改良されきっていて、一箇所だけ石垣が残っているが、それだけがかつての道路状況を窺い知る唯一の手掛かりであり、そのため評価を下げざるを得なかったのは残念でならない。

 

尾坂峠

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瀬戸大橋が完成した後も、その恩恵に与る事なく、国家の一大事業とは無縁のまま、貧乏街道をまっしぐらに突き進むライダーは僕だけではないだろう。そんな負け犬御用達の宇高国道フェリーは本州から最も安価に四国入りできる有難い航路だ。何せ人間様だけだと390円で四国入り出来てしまうというお手軽さである。それさえもケチろうとすれば、あとは浮き輪持参で泳いで渡るしか

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方法はない。そこで早速泳いで渡るにはどこがベストかを考えてみた。まずは明石海峡と鳴門海峡だか、これは駄目だ。共に船舶が激しく行き交い、運悪くスクリューに巻き込まれた暁には、人間コマセとなり海の藻屑として人知れず消え行く運命にある。また海流も凄まじい。よっぽど水泳に長けてないと無理だ。仮に船舶の網の目を掻い潜り、運良く淡路島に上陸出来たとしても、鳴門海峡で

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巨大な渦巻きに引き摺り込まれ落命するのは火を見るより明らかである。そこで次に目を付けたのが瀬戸大橋直下だ。国家の威信を懸けた橋梁と言えども、絶対に中継ポイントが必要だ。つまり飛び石的に休憩しながら渡ってしまおうという算段だ。しかし行き交う船舶と激しい潮の流れ、また島間の距離が微妙に長い点も気になる。となると人力で渡るにはあそこ以外に考えられない。そう、

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しまなみ海道である。地図を見て頂ければ一目瞭然だが、中にはジャンプして渡れそうな島もある(ねーよ)125cc以下の単車であれば因島大橋50円、生口橋50円、多々羅大橋100円、大三島橋50円、伯方・大島大橋50円、来島海峡大橋200円となんと本州四国間がワンコインで渡れてしまうという庶民に優しい橋なのだ。また夕刻に浮かぶシルエットは、瀬戸内に散りばめられた宝石と言っても

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過言ではないほど美しく、しまなみを行く遊覧船から獅童を突き落としてでも、結子を奪いたくなるほど風光明媚なロケーションが展開し、救助用浮き輪にしがみつき遠ざかる獅童に、大丈夫だ後の事は俺に任せろと胸を張って言える場所は、日本広しと言えども、しまなみ以外には考えられない。それらの島々は年間1cm程度の速度で動いていて、僅か数万年後にはドッキングするらしい。

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だったらそれまで四国入りするのを待てばいいだけじゃないか。ミイラになったっていいじゃない。干乾びたっていいじゃない。しかしどうしても生きている間に渡りたいというワガママな方にはやはり浮き輪を用意してもらわねばなるまい。大丈夫、ドーバー海峡だって泳いで渡れるのだから、しまなみなんて楽勝だ。こうなったらしまなみ横断ウルトラクイズを開催しようじゃないか。みんな

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四国へ行きたいかー!(行きたかねーよ)そんなに讃岐うどんが食いたいかー!(食いたかねーよ)そうかそうか、みんなそこまでして四国へ行きたかったのか。よーし分かった、ここはひとつ僕が一肌脱いで本州四国連絡橋公団に直談判してみようじゃないか。公団側の見解。しまなみ海道は、開通以来歩行者は無料で渡れますが何か。・・・。ラッセラー・ラッセラー♪

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