ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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石峠の前説

安家洞と龍泉洞を結ぶ近年改良著しい1桁県道の石峠トンネル完成前まで難所として立ちはだかった石峠とはいったいいかなる峠なのだろうか?

 

石峠

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山口の秋芳洞、高知の竜河洞と並ぶ日本三台鍾乳洞であり最深部は95mに達する地底湖の透明度は摩周湖と並び世界一である龍泉洞からほど近い場所に主要1桁県道石峠はある。総延長8kmに及ぶ日本一の鍾乳洞安家洞と龍泉洞を結ぶ近年改良著しいここ1桁県道に最後まで難所として立ちはだかったのが石峠である。

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龍泉洞方面から進んで来ると旧道との分岐が現れますが標識などはございません。新道建設に伴いかつての道は削り取られ新たに設けられた1.5車線のエスケープルートでかつての旧道へ至ります。勾配はそれほどきつくなくセンターラインのない2車線路で緩やかなカーブを描きながら峠を目指します。

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石峠に到着です。2車線の幅員を有する立派な峠には茶屋跡はおろか駐車スペース自販機そしてここが峠である事を示す標識類を含む一切の人工物が存在しない。周囲は鬱蒼とした樹林地帯で景色は全く望む事が出来ず人気のない峠に長居は無用だ。恐らくこの日もここ石峠を通過するのはへなり以外いないのではないだろうか。

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少なくともこの1桁県道そのものの交通量が極小でその上旧道である。ところがいるんですね。1台のセダンが対向から現れました。誰も来ないと決め込んで好き勝手に走行したり駐車したりしていると事故に繋がりかねません。このような全く人気のない状況下でもキープレフトと車線を守る事は重要です。

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旅先で事故る程面倒な事はないですからね。しかも旧道で事故ったなんて笑えません。一人乗りのセダンはゆっくりと石峠を目指して上って行きました。旧道巡りをしているのか、すれ違い様何となく同じ匂いがしました。下りもほぼ2車線で大型車同士の離合もほとんどの箇所で問題なく難所であったとは思えないというのが実感です。

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現道に合流です。石峠から下ってきて最初に現れた1軒の民家が見えますが、民家から先の旧道は線形改良で削り取られて道そのものが無く、旧道へは新しく設けられたエスケープルートで導かれています。民家周辺が1.5車線ですがそれ以外のほとんどが2車線でありトンネルを新たに造る必要性は感じませんでした。

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199610安家洞と龍泉洞を結ぶ洞窟ライン石峠直下に1kmに及ぶ長大トンネル石峠トンネルが完成し今では大型車もストレスなく行き来でき、冬期の通行も楽になった事でしょう。

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