ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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割山峠

★★

 

割山峠の前説

一つのトンネルに対し二つの峠を持ち、福島県道36号小野富岡線と福島県道250号下川内竜田線(井出川林道)が複雑に絡み合う謎多き割山峠にいよいよORRのメスが入る。

 

割山峠

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この峠を語るにはあまりにも知識が乏しく、ろくに調べもしていないので突っ込み覚悟での考察で逝く。割山トンネルが目の前に見えるが、その手前から旧道は延びている。旧道は九十九俺を繰り返しながら高度を上げやがて割山峠に至る。峠からはほぼストレートに近い道筋でトンネルの向こう側の現道に合流する。

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ここまでは極々有り触れた旧道ではないかと誰もが思うだろう。しかしだ、割山峠はもうひとつ存在するのだ。この割山トンネルは県道36号小野富岡線のものであるが、トンネルが開通したのが19961月で遂最近の事だ。それ以前は今から紹介する割山峠を越えていたのであれば何の問題もなかった。

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しかし、現実に県道36号線は2車線で峠越えをしている別の割山峠が利用されていた事は現在でもバス停が残っている事からも間違いないのだ。という事はこの狭い峠道は何?って事になってしまう。そこで早速地元民への聞き込みを開始した。全く知らないフリをして割山峠を探しているのですがと、とぼけて別々の場所に居た三人に聞いてみた。すると意外な答えが返ってきた。

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二人はバス停が残る峠道を指し、一人はこの狭い峠道を指したのだ。なんてこった。三人が三人ともバス停の方を指してくれる、またはこの狭い峠を別の名で答えてくれる事を密かに期待していたのだが、その期待は見事に外れた。僕は唯一この狭い峠を割山峠と言い切った彼にファイナルアンサー?と再び聞き返した。

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それに対し彼は「オーディエンス!」と言うが僕が誰もいねーじゃん!と言うと、それまでスマイリーだった彼の表情が一変する。彼は渋った表情で「テレフォン!」と言うが、どう見ても手には桑しか持っていないと思われる彼に携帯持ってるんですか?と聞くと少し間をおいて「50:50」と言いそうになる彼に最初から二つですよ!と突っ込んだ瞬間、桑が振り上げられ、殺意を感じた僕はヘナリワンを急発進させた。

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少し離れた場所から彼に「正解!」と言って事なきを得た。何が正解だがさっぱり分からないが、僕の勝手な考察はこうだ。この峠は県道36号小野富岡線の旧旧道で、バス停が残る2車線の割山峠が開通する以前の道ではないかと。

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旧旧道の直下に再びルートが戻された事で紛らわしくなってしまったようだ。因みに確たる証拠はないが旧割山峠は現在、県道250号下川内竜田停車場線(井出川林道)の一部に編入されているものと勝手に思っている。

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