ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

トップ>旧道電撃ネットワーク>南東北>山形>関川峠

関川

 

関川峠の前説

鬼坂峠、楠峠、一本木峠を経て海沿いの1桁国道に合流する前の最後に通過するここ3桁国道の峠が関川峠である。トンネルが突かれた現在でも通行可能である。

 

関川峠

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

近年改良著しいここ3桁国道にあって最後まで取り残されている地区がここ関川である。関川峠こそ現在はトンネルを突かれており快適にスルーできるが小俣川沿いの一部は現在でも離合困難箇所が残っている。人口が少なく利用者も限られるこの地区に手が加えられるかどうかは疑わしい。

image003

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

この3桁国道を通しで走ろうと考える者は少ない。どう考えても海沿いの1桁国道で移動する方が早くて快適であるのは明らかだ。山間部を突くこの3桁国道と海沿いの1桁国道の間には数本のエスケープ県道があり、ここ関川まで到達する間に県道で海沿いに抜けてしまうのが一般的だ。

image005

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

関川まで来てしまうとどうしても狭い箇所を通らねばならず、しかも最後は海沿いの1桁国道に吸収されるとあらばこの国道を通しで走る方が珍しいという事も理解できるのではないだろうか。マニアルートとしては雷峠か堀切峠を越えて小俣峠、雨坂峠経由で海沿いに出なくとも1桁国道に合流できるがその行程は狭く厳しい。但し交通量は皆無に等しくストレスは少ない。

image007

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

関川峠に到着です。1.5車線の舗装路で上る事数分で視界に現れた関川峠は上りは一緒だった電線が峠から下りの区間のみ別に切り開かれて電柱が設置されておりそこだけは開けているが、あとは鬱蒼とした森に囲まれており全体的に視界は開けない。峠には電力会社の保守点検用のスペースがあり離合及び数台の駐車は叶姉妹である。

image009

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

全体的に1.5車線の狭い行程ですが関川峠からの下りは完全1車線の極狭区間が一部あり離合困難区間が続きかつては難所であった事が窺えます。19893月関川トンネルの開通により現在関川峠を利用する者など電力会社の保守点検と一部のマニア位なもので対向車をそれほど意識する事はありません。

image011

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

電力会社の保守点検の必要性から関川峠が廃される事はなく現状維持されるとは思いますが全通させておく必要はなく北側区間の放置状態は決して楽観視できません。使用頻度の少ない片側が廃されるケースは多く関川峠も例外ではありません。路肩決壊箇所や崖崩れなどは見当たりませんが何かあっても補修する可能性は極めて低いと思われます。

image013

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

現道と合流です。

トップサイトナビゲーター管理人について感想・お問い合わせ