ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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布川木樋林道

★★

 

布川木樋林道の取扱説明書

周辺にメジャー林道が多数存在している為ほとんど陽の目を見る事のない布川木樋林道だが交通量が全く無い分初心者でも安心して走行可能な未舗装林道であるがゲートは1(オープン)1(クローズ)1引分(突破)である。

 

布川木樋林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

北海道の林道にしてはショートダート扱いになるが本州だと明らかに中距離に属する林道というのは無数に転がっている訳だがこの布川木樋林道も本州なら中〜長距離に属する走り応えのある砂利道で無名に近い存在であり、その交通量は皆無に等しく僕みたいに単独での行動を好むタイプの人間には堪らない道だ。初回はオープンで2回目はクローズであった

布川木樋林道2/ORR

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ゲートも今回の取材時はクローズであった。1勝2敗か。ゲート前に停車している四駆から老夫婦が僕の存在に気付き車から降りてきた。山菜取りに来たとの事で丁度昼時だったので車内で食事中だった所に珍客が現れたという訳だ。昼食も命懸けだ。本州のようにのんびり木陰でビニールシートを広げてなんてのん気な事はやってられないのだ。人喰いプーさんが

布川木樋林道3/ORR

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いつ何処から襲ってくるか分からない。こんな人気のない場所では車内での食事は常識だ。普段からよくこの道を訪れるというこの夫婦に林道内の状況を聞いた所普通に通行可能だという。しかしゲートには鍵が掛かっている。そこでおいちゃんが一言、単車はみんなそこからいってるよとゲート脇を指差した。見るとタイヤ痕がいくつか残っていた。

布川木樋林道4/ORR

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僕は行ける所まで行ってみますと言い残してゲートをすり抜けた。いったいこれまで僕はこうやって何回すり抜けをしてきたのだろう?少なく見積もっても数百回、否正直千や二千という単位に達しているのかも知れない。実際にカウントしている訳ではないし不法投棄に来る車を排除する事だけを目的とした林道は脇が甘い。というか管理側がバイクの進入

布川木樋林道5/ORR

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そのものを拒みたいと思っているかどうかが問題なのだが、これまでの経験上から言って答えはNOだ。通常の林道であれば不法投棄と不法採取を排除したいのであって走行目的の場合はそれらを排除する為の犠牲となっている場合の方が圧倒的に多いのだ。事実何が何でも通さない未舗装林道は南アルプス林道位しか思い浮かばない。奥鬼怒スーパー林道や神奈川の

布川木樋林道6/ORR

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林道さえ許可制で通れる訳で、すり抜けをやっちまえば日本のほとんどの林道は通行可能だ。そこで問題となるのがすり抜けを犯罪と見なすのかどうかだが、法律に則れば完全に犯罪である。僕の住んでいる東京には環状7号線、通称環7と呼ばれる大動脈があり、この道の制限速度は40kmだが僕は免許を取得してこのかた環7を40kmで走行している車を

布川木樋林道7/ORR

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一度も見た事がないのだ。日中流れている状態で60km、夜間は60〜70kmかそれ以上、因みに僕は80km巡航であるが、法律に照らし合わせれば全員犯罪者である。でも誰も自分が犯罪者なんて思ってないんだよね。捕まったって運が悪かった程度でしょ。ゲート突破も全く同じ。僕はこれからも無数のゲートを突破していく事をここに誓います!

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