ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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訓津林道(訓津峠)

★★★★

 

訓津林道(訓津峠)の取扱説明書

訓津林道はチミケップを迂回し訓津峠を越えるミドルダートで何と言っても良く整備された路面は走り易く交通量の多い砂利道の道道と違って車両とすれ違う事はまずない。峠からの景観は望めないが道中の開放的な状況はとても気分が良く峠からの眺めさえクリアすればパーフェクトである。

 

訓津林道(訓津峠)1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

今でも砂利道ながら神秘的な湖チミケップ湖へ誘うメインルートである道道682二又北見線とはこの分岐でそれぞれ向かうべき方向へと分離する。道道682はここでL型に曲がっていてヘナリワンとヘキサのある右折する方角がチミケップ湖へと至る道道の続きで、訓津林道は直進となる。チミケップ湖へと至る道道682二又北見線と道道494訓子府津別線は

訓津林道(訓津峠)2/ORR

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共にどの方向からも高度上げてチミケップ湖を目指し、湖を半周した後別々の方向へと下って行く。つまりチミケップ湖は標高の高い場所にある湖でそこへ至る2本の道道はいまだに砂利道のままという夢のような場所でまだ開発の手が届いていない楽園のような場所に訓津林道はある。2本の道道が共にチミケップ湖を経由するのに対し訓津林道は

訓津林道(訓津峠)3/ORR

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訓津峠を越えチミケップ湖を迂回している。チミケップ湖は観光地であるから全てのアクセス路が砂利道にも拘らずそれなりの交通量がある。湖の美しさもさる事ながら北見というこの界隈では大都会と言える街から近い割には別世界とも思える幻想的な湖に未舗装路が秘境感に拍車をかけている。屈斜路、摩周、阿寒と超メジャー観光地が近くに位置している為

訓津林道(訓津峠)4/ORR

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観光バスを連ねてやって来る団体客はそちらに廻ってチミケップは比較的安定した客層で収まっている。それでも北海道の砂利道にしては交通量が多いので特にチミケップに用がなければ訓津峠越えの方が断然楽だ。道道と林道は同じ砂利道でありながら交通量の差は歴然だ。道道682二又北見線と分かれた訓津林道はしばらく平坦で単調な路線が続く。

訓津林道(訓津峠)5/ORR

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結構長い間川と並走する。周囲は良く手入れされており、間伐済みのカラマツの間からは木漏れ日が眩しく山深くも周囲の状況良く見渡せ明るい森といった印象だ。大きな分岐が幾つかあるのだが本線を見誤る事はない。やがてそれまで共に遡上してきた川沿いを離れるや否や今度は一転してグングン上り始める。常に視界は開いており開放感に溢れている。

訓津林道(訓津峠)6/ORR

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見通しの良い上りが続きやがてピークを迎える。そこが訓津峠だ。峠には車が数台は駐車可能なスペースが用意されていて一服するには丁度いい。僕はチミケップの迂回路として使う事が多いので休憩もくそもないが時間があればたまには誰もいない訓津峠で優雅なひと時を堪能してみたいと思う。峠は切り開かれているが丈のある木々に囲まれている為

訓津林道(訓津峠)7/ORR

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残念ながら景観は望めない。峠からの下りも良く整備されていてフラットな路面に幅員は1.5車線と広くその気になれば普通車同士の離合はどこでも可能な程で、見通しの良い緩やかなカーブとなだらかな下りで道道494訓子府津別線に合流となる。それまでいつ来ても通行可能だった訓津林道であるが今回チェーンが張ってあったのは非常に残念であった。

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