ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

トップ>林道電撃ネットワーク>北海道(道北)>網走支庁>能取林道

能取林道

 

能取林道の取扱説明書

能取岬の中央を突く能取林道は鬱蒼とした森の中をひたすら迷走するだけの道で景観には全く恵まれる事がなく面白味が決定的に欠ける林道で路面状況は常に安定している事から初心者向きと言えるが、とにかく砂利道の距離を稼ぎたいという砂命という変人以外は全くオススメできない物件である。また残念な事に距離があと数百m足りない事で当サイトの基準ではショートダート扱いとなってしまっているのもマイナスポイントであった。

 

能取林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

網走という所は観光地がぎっしり詰まった場所で夏はユリやハマナスの花が咲き乱れる原生花園、冬はオホーツク海沿岸に押し寄せる流氷と何も網走監獄と石北本線の終着駅だけしかないという訳ではない。世界遺産に指定された知床への玄関口でもあり将来性有望な街と言える。オホーツク海と繋がっているサロマ湖や能取湖は淡水と塩水が程よく

湖遥林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ブレンドされ魚介類の種類も豊富で食べ物には事欠かないし、ドライブルートとしても外せない。能取岬へと続く道道76網走公園線通称美岬ラインは絶好のドライブルートであり一部未舗装路が残るもそこから眺める景色は抜群でシーズン中ともなれば多くの車両が砂煙を上げて走り抜けるが舗装化工事が急ピッチで行われ間もなく完全に2車線の快適な

湖遥林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

舗装路に生まれ変わり、そこに砂利道が存在した事さえ想像させない程周囲の状況も一変する事は間違いない。そんな能取岬の中央を抜ける林道が能取林道だ。道道76から豪快に駆け上る1本の砂利道がそれで、誰がどう見ても見間違いようがない起点である。なだらかな丘のような地形も鬱蒼とした木々に覆われて路面状況はよく整備されているものの

湖遥林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

森は間伐などの手が一切加えられておらずもすかしたら保護地域に指定されているのかも知れない。森林の密度は濃く遠方まで見透かす事が出来なく、また高い山など目立つものがある訳でもないので自分の位置が把握し辛い状況が続く。直線は少なく緩やかなカーブの連続で能取岬の中央を迷走すると言っても過言ではなくオホーツク海や能取湖が

湖遥林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

目と鼻の先にあるにも拘らず、それらとは一切無縁の深い森が延々と続く。途中に悩むような分岐はほとんど無いのだが唯一立ち止まってしまうのが完全なヘアピンコーナーとなっている箇所に派生林道がある分岐だ。こればかりは初回大いに悩んだが正解はヘアピンを素直に進む事である。能取林道最大のポイントにして、最も開放的な場所でもある。

湖遥林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

路面はよく踏み固められた上に薄く撒かれた砂利がほどよく馴染んでいて轍の数から交通量はそこそこありそうだ。道中に人家は存在せず生活林道ではない為趣味または野生動物の生態調査や自然保護観察員などが主な通行人を占めていて林道探索者は極小であると思われる。というのもこの界隈には腐る程魅力的なロングダートが点在しわざわざ能取林道を

湖遥林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

走りたいと思ってやって来る人間がいったい何人いる事だろう。はっきり言って能取林道は超の付くマイナー林道である。どんなに譲歩しても道道76の残り僅かな砂利道を堪能しに来たついでに走るか走らないかというレベルの林道であり、能取林道をこれまで数回に渡り走破しているがぶっちゃけ面白くも何ともないよ。報告書に起こしたので二度と走る事はない。

トップサイトナビゲーター管理人について感想・お問い合わせ