ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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大山林道

 

大山林道の取扱説明書

道道592側からの進入は非常に難易度が高く地図に記載されているような簡単な林道ではない。いくつかの分岐をクリアしてやっと辿り着ける大山林道はチョイガレ気味のオフローダー専用路で普通車での進入はやめておくのが無難だ。偽峠を越えるミドルダートで旭峠を中心とする林道群のひとつであり林道野郎にとっては外せない道である。

 

大山林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

2車線の快適な舗装路でここまで至る道道592湯里生田原停車場線も突如進行方向を90度右へ変え砂利道となる。北海道では良くある光景で、カーブを曲がればそこは砂利道だったというシチュエーションで逝きかけた人に比べればこの状況はまだマシだ。この取材時も何も知らずにこの分岐までレンタカーでやってきた中年夫婦が前も右も砂利道というのを

大山林道2/ORR

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見てすぐにUターンしてしまった。それが正解かどうかは彼らには分からずとも僕には分かる。勿論を彼等がこの先の状況を尋ねてきたならば僕は間違いなく引き返す事を勧めただろう。道道592湯里生田原停車場線が右に曲がる分岐をそのまま直進する事で大山林道への道が始まる。しかしこの時点ではまだ大山林道という名称ではない。地図によっては

大山林道3/ORR

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あたかも大山林道一本のように記載されているものもあるが実の所素人では大いに悩む事となる。勿論事前情報を仕入れていれば別だが、何も知らず市販の地図だけを頼りに大山林道へ至るのは難しい。何しろ行く手には面白い程分岐に次ぐ分岐が立ちはだかっているからだ。初心者は最初の二又で親切に林道標識が掲げられているにも拘らずパニックは必須だ。

大山林道4/ORR

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何故ならば右は武利意越林道で左がウラシマナイ林道となっているからだ。さてこの時点で大山という言葉は全く出てこないがあなたならどう対処するだろうか?この分岐ひとつとっても戻った方がいいという真意がご理解頂けるものと思う。正解はウラシマナイ林道である。つまり左が正解だが話はそれだけでは終わらない。次に現れる二又は

大山林道5/ORR

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右が右の沢林道と林道標識があるが左には何も案内されていない。さああなたならどっちへ進むだろうか?正解は何も表示がない左だ。しかしこの時点においても大山の文字はまだ現れていない。そして残念な事にまた二又が出現する。市販の地図を頼りに初めて進入してきた人にとってはもううんざりだろう。三度目の二又で右に上の沢林道の文字、

大山林道6/ORR

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そして左にやっと大山林道の文字が現れる。そこからは1本道となるが大山の文字を発見するまでの精神的疲労は決して少なくはない。勿論一度走ってしまえば何て事はないのだが僕は地図だけを頼りに大山林道へ突撃し豪く苦労したのを昨日の事のように覚えている。と同時に地図の限界を感じたものだ。事細かに地図上で解説するのはスペース上の限界があり

大山林道7/ORR

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不可能に近いだろう。やはりズーリングマップルを出さないと駄目かな?大山林道は一般にも開放されてはいるが完全に林業関係者専用路で整備は関係車両が最低限通行可能な状態なだけでチョイガレ状態が続き、決して一般者の走行を考慮したものではなく、普通車での進入は全くオススメできるものではない。生田原本流林道へ合流し終了となる。

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