ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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八番沢林道

 

八番沢林道の取扱説明書

八番沢林道は道道以外チミケップへ最も接近する林道でチミケップと市街地を結ぶ第三の道として定義しても差し支えないだろう。景観は単調で道路状況もほとんど直線と面白味に欠けるが路面状態は良好で見通しも良い事からチミケップと市街地の連絡道と考えた方が良さそうだ。僕は八番沢林道を林道というより抜け道として捉えている。

 

八番沢林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

市街地よりかなり高い位置にあるチミケップ湖へ至る道は勾配の強弱はあれ、どれも登坂を強いられる事に変わりはない。チミケップを目指して幾つかの道が通されているが道道、林道を問わずどれも例外なく砂利道である。今の所舗装化兆候は見られないが、真っ先に舗装化をされるのが道道で間違いはないだろう。現に道道494訓子府津別線は

八番沢林道2/ORR

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断続的に拡幅舗装が行われ以前よりアスファルトの距離が伸び、確実に進攻してきている。もし八番沢林道が舗装化されるとしても順番で言えばまだまだ先の話で、そう心配する必要はない。チミケップへは2本の道道が交差して計4方向から上っているが、直接チミケップへ至らずとも限りなく近くまで到達し道道の補佐的役割を果たしているのが八番沢林道だ。

八番沢林道3/ORR

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周辺に未舗装林道は多々あるがどれもチミケップ周辺を取り囲んでいるかチミケップを迂回している道で、直接チミケップに拘ってくる唯一の未舗装林道が八番沢林道で、道道が何等かの理由で通行不能となった場合代役を充分果たせるルートだ。今後チミケップへ至る道道が舗装化られた場合八番沢林道がチミケップへ至る唯一の砂利道となるのだろう。

八番沢林道4/ORR

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勿論そうならない事を願うが時代の流れを止める事は難しい。2004年の時点で全日本未舗装化計画を推進する事で変人扱いされている訳だが、いつ非常識が常識に変わるかは誰にも分からないのだ。今後も微力ながら訴え続けていくしかない。早く時代が追いついてきて欲しいものだ。道道682二又北見線との分岐に林道標識が掲げられていて、

八番沢林道5/ORR

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分岐を見落とす事はない。若干上りとなるも峠を越えるというものではなく八番沢林道はひたすら下り或いはひたすら上りの林道で八番沢と並走する非常に穏やかなルートだ。見通しは良く緩やかなコーナーが若干ある程度で、道程のほとんどは直線が占めている。路面はしっかりと踏み固められ砂利はほとんどなく、限りなく舗装路に近い路面状態は

八番沢林道6/ORR

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オンロードバイクでも逝けそうな感じだ。但し僕は遠慮しておくがね。幅員は1.5車線と広めで、たいがいの場所で普通車同士の離合は可能だ。山岳部を抜けると牧草地に出る。そこからは開けていて平坦な路線となる。景観は実に単調で正直面白味に欠けるが機能面では優れている八番沢林道。走り応えがあるとか景観が優れているとか距離が長いとか

八番沢林道7/ORR

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路面状態が非常に良いとか様々なファクターがあるが八番沢林道は道道よりも走り易く主要道に抜けている事から機能面が最も優れていると言える。八番沢林道は牧場が出現し完全に生活道路となった時点で町道355号線とその名を変える。但し砂利道は主要道とのT字まで続く。ここも例外なく鹿避けの柵が設置されているので開けたらちゃんと閉めようね。

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