ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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町道常呂川本流線(勝北峠)

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町道常呂川本流線(勝北峠)の取扱説明書

国道の石北峠、三国峠と実力では一歩も引かない勝北峠は町道に甘んじているがこの道があるのとないのとでは旅程に大きな差が生じる程利用価値大の重要な路線で町道常呂川本流線ではあるけれど果たす役割は主要道道レベルであると言っても過言ではない。もし日本の町道百選があったならば町道常呂川本流線は間違いなくランクインするだろう。

 

町道常呂川本流線(勝北峠)1/ORR

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正直この町道の存在意義は大きい。もしこの道がなければどこへ行くにしても大迂回を強いられる事は疑いようのない事実だ。この道の恩恵に肖った者は古今東西数知れず、これまで幾多の人間がこの道があるおかげで助かった事だろう。この界隈はいくつかのステージに分ける事が出来る。中でもチミケップ、旭峠、鹿の子3エリアは1日中ダート三昧が

町道常呂川本流線(勝北峠)2/ORR

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味わえるとあって人気のエリアだ。鹿の子エリアはミドルダートが集結した初心者クラスの人でも安心して走る事が可能で、各分岐には手作りの林道案内板が設置されている事で迷子にならずに済む点でも環境が充実しているエリアだ。鹿の子エリア中でも中心的役割を担うのが町道常呂川本流線である。この道以外は林道で唯一の町道なのだが、

町道常呂川本流線(勝北峠)3/ORR

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町道とは言え侮るなかれ、これが実にすんばらしい路線なのだ。この界隈には峠でじゃがバターを食べたい国道の石北峠、国道では道内最高所を通る三国峠、それらと同等レベルの峠越えを果たすのが町道常呂川本流線で勝北峠を越える本格的な山岳道路だ。鹿の子エリアから唯一西へ抜けられる道で勝北峠が通行止となればかなりの距離を迂回せざるを得なく

町道常呂川本流線(勝北峠)4/ORR

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時間が限られた人ほど大打撃を被り、まさにこのエリアの生命線とも言える。三国峠側からも糠平湖側から来ても非常に分かり辛い分岐で当然青看など設置されておらず80キロ巡航が当たり前の国道からはうっかり八兵エでなくともうっかり見過ごす事は充分に有り得る。また勝北峠でうっかり八兵エとうっかりやっちゃったという札幌から遊びにやってきた

町道常呂川本流線(勝北峠)5/ORR

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OLからの報告も受けており、へなりの鼻息も荒い。ガンジス川流域に人が住み始めて以来長い年月をかけて心開いて股開くという流れを作り上げてきたにも拘らず、歴史を覆す、うっかり開脚をいとも簡単に実現させてしまう魅惑の勝北峠。この峠に魅せられる人が多いというのも頷ける。僕もその一人だ。ただ勝北峠は峠らしくない峠で、手作りの板が

町道常呂川本流線(勝北峠)6/ORR

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設置されている事で当然勝北峠である事は理解できるが、上り詰めた地点があまりにもそっけない平坦路で丸立峠などにも共通して言える事だが、何だか腑に落ちないのだ。主要道らしい平穏な峠と言えばそれまでだが。町道常呂川本流線は道道に格上げしてもおかしくはない主要路で町道に甘んじて最低限の設備しかないが、砂利道のレベルはピカイチだ。

町道常呂川本流線(勝北峠)7/ORR

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分かり辛い分岐も町道に入ってしまえば後は一本道で、上幌加林道との分岐が最も大きな分岐で、以下支線林道は多々あるが全て手作りの案内板が設置されているので面白半分に入り込まなければ全く問題なく抜け切る事が出来る。幅員は最も狭くて1.5車線であり、ほとんどの箇所で普通車同士の離合は可能だ。平の沢林道との分岐にて砂利道は終了となる。

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