ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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オチャラベツ林道

 

オチャラベツ林道の取扱説明書

峠越えの林道では珍しくカーブが少なく両方向とも直登に近く全行程の8割以上がストレートが占めている。ただオチャラベツ林道にはひとつだけ難点が。

 

オチャラベツ林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ひたすら何もないオホーツクラインと言ったら語弊があるだろうか、勿論頷く人も多いと思うがひたすら海岸線を行くこのルートは正直飽きてしまう。そこにおいでとばかりに魅惑の砂利道が軒並み出現し林道野郎を誘惑し続ける。それらを無視してオホーツクラインを走り続けるのは至難の業だ。ここオチャラベツ林道も魅惑の峠越えルートで僕を誘う訳だが

オチャラベツ林道2/ORR

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これまで何度もその誘惑に負けてきた。林道を指し示すものは何ひとつ無いにも拘らず甘い蜜に誘われるようにノコノコと山奥へと入って行ってしまう。ここオホーツクラインは地図を開くとズラリと内陸部に向かって林道が並ぶ林道の叩き売り状態でいったいどこから手を付けていいのか悩んでしまう程だ。全く贅沢な悩みだが本当なのだから仕方がない。

オチャラベツ林道3/ORR

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この界隈にある道道でさえ未舗装路のままという物件も幾つかあり全てを走りきるとしたらいったいどれ位の日数がかかるのか検討もつかない。勿論地図に未掲載の林道も多数存在する訳で完全解明するとしたら途方もない時間がかかるのは必須だ。そんな中市販の地図にもしっかりと掲載されているのがこのオチャラベツ林道だ。

オチャラベツ林道4/ORR

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オホーツクライン上にはオチャラベツ林道の存在を示すものは一切表示されていない。林道名称は並走するオチャラベツ川から拝借したもので林道探索を趣味としている者なら簡単に見つける事ができる。オホーツクラインから進入して舗装が途切れた箇所にトラップ林道が出現する。非常に紛らわしい二又となっているがオチャラベツ林道は

オチャラベツ林道5/ORR

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峰越えをしているのでひたすら上り方向を選んで進めば間違いはない。二又を左で無事にクリアするとその先に間伐材を利用したと思われる手作りの林道標柱があり、そこにはしっかりとオチャラベツ林道と記されている。そこからは1本道だ。コーナーは少なくひたすら直登となる。道中に人家は存在せず完全な林業関係者専用林道で一般車の通行は

オチャラベツ林道6/ORR

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全く考慮されておらず専用車両が通れればいいという程度の最低限の整備しか成されていない。それでも崩落箇所や決壊箇所はなくしっかり管理はされているようだ。無名の峠に到達するが峠を指し示すものは何ひとつ存在せず作業道が派生しているのと林班境界が掲げられているだけである。駐車スペースはなく転回用の引き込みが草ぼうぼうの中に

オチャラベツ林道7/ORR

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確認できる程度だ。面白い事に下りもほぼストレートで見通しはいい。両側共に稜線目掛けてほぼ直登している為その勾配は当然きつい。峠だけは開けているが道中ほとんど景観は望めず、走破する事以外はあまり期待しない方がいい。それといい忘れたがこの道クローズされている事が多く、まともに通行できたのは生涯でたった1回である。

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