ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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風烈布林道

★★★★

 

風烈布林道の取扱説明書

路面状況、景観、距離と文句なしだがあえてケチをつければ峠越えがない事くらいだろうか?また今更特に説明の必要もないメジャー林道である。

 

風烈布林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

オホーツクラインから山間部へと延びる魅惑の林道群の中においてお手軽なコースとして人気が高いのがこの風烈布林道だ。フウレップ川と寄り添うように遡上する為釣り人にも人気がある。オホーツク海と道道の天の川トンネル付近を結ぶ極上のフラットダートで距離は長くもなく短くもない丁度いい感じで大物を攻める前のウォームアップに適している。

風烈布林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

山ひとつ隔てた隣には道道880上音標音標線が同じくオホーツク海と道道を結んでいるが、僕の経験上風烈布林道の方が数段走り易いのは確かだ。それに道道880はゲートが閉じている事が多いのだが風烈布林道は常時オープンというのも使える林道と言える。役に立たない道道とお役立ち林道は対照的な存在だが、時間が許せば2本を連続で走破してみて

風烈布林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

自分なりに比較検証してみるのも面白いと思う。風烈布林道の素晴らしい所はまず路面状況である。幅員は1.5車線と余裕を持たせ完全1車線という狭い箇所は存在しない。その気になれば場所を選ばず対向車を交わす事が可能だ。フウレップ川と何度か交差しながら遡上する訳だが山間部というよりは丘陵地帯と言った方が正しい地形で、ゆったりと優雅に

風烈布林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

遡上するフウレップ川に合わせるかのように風烈布林道も非常に大人しい造りで、ヘアピンコーナーに激坂やガレ場といったハードなものとは無縁で、穏やかな勾配の心地良いアップダウンと緩やかなコーナーで構成されており、その上景色は抜群なのだからケチの付けようがない。さながら林道の社交場といった雰囲気で高級セダンなんかが似合う林道だ。

風烈布林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

谷間を走るので尾根筋などとは違い、景色は単調なのだが、目の前の全てがクリスマスツリーであり何故電飾がないのかと文句を言いたくなるような光景で、原生林ではなく完全な人口林なのだが人間が創り出した造形美に誰もが息を呑むだろう。特に紅葉時の美しさは格別だ。何といっても日光いろは坂のように大渋滞に巻き込まれる事もなく

風烈布林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

好きなように好きな場所で紅葉を堪能できるのでとても贅沢なひとときを過ごす事ができる。付き合いたての道産子が選ぶ秋のドライブコースは風烈布林道と相場は決まっている。サブいオホーツクラインから突如ハンドルを切り内陸部へ向かう彼氏。どこへ連れていかれるのか不安になる彼女。しかも砂利道だ。と、そこで目の前にパァ〜っと紅葉が開ける訳だ。

風烈布林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

思わず彼女はこう言うだろう。ステキ!続いて彼もこう言うだろう。君の方がもっとステキさ!へなりの入れ知恵により早速A君は2003年秋付き合いたての彼女を乗せ風烈布林道へと向かった。そして予定通り目の前に絶景が現れた。彼女は言った。凄い!続いてA君も言った。君の方がもっと凄いよ!その後A君からの連絡はプッツリ途絶えた。

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