ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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大曲林道

★★★

 

大曲林道の取扱説明書

大曲林道は単体でも充分走り応えのある未舗装林道であるが、道北スーパー林道と組み合わせるとその威力は十二分に発揮される。道北スーパー林道への突撃前に利用すればウォームアップに、後に利用するればクールダウンになり長距離エクササイズには欠かせないアイテムと言える。

 

大曲林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

旅行関連の書籍に掲載されている画像はまず間違いなく晴れている。画像の質に関しては腕の善し悪しがよく分からないが、それで飯を食っているのだから問題ないのだろう。ところが問題は天候だ。伝え聞いた所では好天になるまで撮影は延期するらしい。宿泊費、食費なども延期すれば当然かさむ。社員であれば待機中も仕事であるから待ち時間と言えども

大曲林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

給与が発生している訳だ。結局の所その辺も想定内経費として書籍代に組み込まれているのだろう。よってどのページを開いても快晴快晴また快晴という写真がズラリと並ぶ。勿論雨の方が絵になる場合もあるだろうから雨待ちという逆パターンもあるのかも知れない。ORRでもその辺は気を遣っていて、なるべく好天時を狙って取材しているのだが、そうそう毎日

大曲林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

晴れている訳ではないので、曇りの日も仕方なく取材はする。但し画像によっては没ネタとなる事もあり、これまでも取材が完了しているのに写りが悪いとか、見え難いとかでお蔵入りになった本数は枚挙に暇がない。大曲林道も晴れていればそれは素晴らしい景色の道で完全なるヤッホーロードなのだが、しばらく待機した上でもこの状態で天気予報でも

大曲林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

しばらくどんよりとした曇りが続くとあって、しぶしぶ小雨混じりの中突撃した訳だが、案の定いい画像とはゆかなかった。ただこれでも濃霧が発生する中かなりの時間林道内で待機し、時折ガスが引くのを待って撮影したもので、特にで舗装路の上徳志別林道とのT字路(大曲林道で唯一のまともな分岐)は完全に濃霧に包まれ数枚撮影したうち最も見るに耐え得るのが

大曲林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

この画像で、他は10m先が見えない状況でこの分岐さえ危うく見過ごしそうになった程だ。道道とのT字路には元小学校だろうか敷地内には使われなくなった校舎と校庭がそのままに、現在ではかみとく文化村として再利用されキャンプもできるようだ。徳志別川を渡ると変則十字路となるがそこには林道標識が設置されていて迷う事はない大曲林道に入ると

大曲林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

しばらくして舗装が途切れ砂利道が始まる。晴れていればスーパーヴューが堪能できるミドルダートとあってお気に入りの人も多いはず。路面は極上のフラットで刈払いもされているので快適なダートランが約束される。大曲林道は単体でも充分走り応えがありロングダートに限りなく近いミドルダートであるがこの道を最大限有効活用する方法が道北スーパー林道と

大曲林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

セットで走る事だ。2本の総延長距離は実に50km超で函岳レーダーの往復を含めたフルセットでは70km超と道内でも屈指の連続未舗装距離となる。正確には大曲林道内でほんの極一部舗装区間が混じっているが気にするレベルではなく長距離ダートランを可能とする影の立役者と言える。道北スーパー林道側の起点にも林道標識が設置されているので誰でも気付くはずだ。

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