ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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幾春別林道(桂沢峠)

★★★

 

幾春別林道(桂沢峠)の取扱説明書

道道1129の桂沢峠から桂沢ダムを結ぶ重用なルートである幾春別林道は路面が半マディで普通車向きではないが、この界隈では唯一峰越えを果たすミドルダートで走り応えはある。また視界が常に開けている開放的な林道で景観も楽しめるのでお得感は充分にある。

 

幾春別林道(桂沢峠)1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

一般的には未開通道道とされている道道1129三笠栗沢線。実はガタボロ道として繋がってはいる。だが町はちゃんとした道道にしたいらしく、道や国に働きかけているらしいが今の所目立った動きはない。僕がこの道道を知ったのはもう10年近くも前だが状態は悪化の一途ですんごい事になっている。詳細は酷道電撃ネットワークで明らかにするとして

幾春別林道(桂沢峠)2/ORR

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そのガタボロ道道をアヘアヘ言いながら上ってくると峠に達する。名無しの峠だが桂沢湖へ直結しているので便宜上桂沢峠とする。ガタボロ道道は桂沢峠へ達すると進路を左へ取り、峠を越える事なく尾根伝いに下って行き、ある程度下った地点で尾根を跨いで市界を越えて行く。桂沢峠で分岐し峠を越えて行くのが幾春別林道だ。桂沢峠には車が数台駐車可能な

幾春別林道(桂沢峠)3/ORR

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スペースがあるだけで他には何もない。見晴らしがいい訳でもないが、ガタボロ道道をヒーヒー言いながら上ってくると大方桂沢峠で一服する事になる。峠の二又を右が峰越えの幾春別林道で今回は峠を起点としてひたすら下って行く事とする。幾春別林道に入ると心配になるような路面状態となるも、すぐに視界が開け自分が進むべき方向を広範囲で見渡せるような

幾春別林道(桂沢峠)4/ORR

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広大な景色が待っている。桂沢湖は見えないが大規模に切り開かれた牧草地のような場所に出る。構造からして溜池にするような感じの造りでかなり高い位置にも砂利道が通され現在は底にあたる部分を通っている幾春別林道も近い将来大きく線形が変わる可能性がある。実は今回の調査で既に以前とは異なるルートに切り替わっている事が判明した。

幾春別林道(桂沢峠)5/ORR

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以前訪問時も将来的にはゴミ処理場か貯水池或いは巨大な残土捨て場を想像させる山の窪みは既に存在していた。広範囲に渡り人工的な処理を施されたトレー状の山の窪みは今回更にその大きさを増し以前通った道さえどこにあるのか分からない状態になっていた。当時の幾春別林道は0.5車線で車の通行は不可能な状態にありもはや単車しか通れないであろう状態で

幾春別林道(桂沢峠)6/ORR

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かなりのアドベンチャーコースであったのだが、そのアドベンチャールートそのものが消失し変わって出現したのが現ルートで路面は整地されておらず作業道のような状態ではあるが四駆なら楽勝コースで今回も覚悟してやってきたのだが、以前と違ってあっさりと峠越え出来てしまい拍子抜けしてしまった。コース的には一般車は泣きが入る状態で今後も

幾春別林道(桂沢峠)7/ORR

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フラットダート化されるとは思えずオフローダー専用コースではあるが、これがなかなか使える峠越えの道でハードロード愛好家にとっては道道1129とセットで結構楽しめるだけでなく距離も短縮できるおいしい道である。桂沢湖畔に出る頃には締まった路面へと安定し普通車でも問題ない状態まで回復する。桂沢ダムまで砂利道が続き主要道道に合流する。

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