ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

トップ>林道電撃ネットワーク>北海道(道南)>胆振支庁>早月林道

早月林道

★★★

 

早月林道の取扱説明書

早月林道は洞爺湖周辺にある未舗装林道の中で最も有名で路面状態距離共に文句なし。景観に若干不満があるが砂利道の距離を稼ぎたいという人は外せないロングダートである。

 

早月林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

2000331日突如有珠山が噴火し周辺派大変な被害に見舞われた。国道も完全に寸断され壊滅状態に追い込れ復旧の見込みはなかった。そこで急遽大抜擢されたのが道道豊浦洞爺線だ。道道豊浦洞爺線の全線と道道豊浦京極線の一部を利用し突貫工事にて国道に昇格、異例の緊急措置であった。国道を壊滅状態に追い込む程被害の大きかった洞爺湖の南側に対し

早月林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

早月林道は洞爺湖の北東を走っている為被害は少なかったのだろう。現在では全く問題なく通行する事が可能だ。早月林道は洞爺湖周辺で最も有名な林道、というよりは道南を代表するメジャー林道で、オフ車で道南を巡っておきながら早月林道を走った事がないという人は疑ってかかった方がいい。洞爺湖からしばらくは北海道らしくない田園風景が広がり

早月林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

まるで本州にいるかのような錯覚に陥る。民家も点在している集落の中を突き進むとやがて舗装路が途切れて砂利道が始まる。しかし以前とは随分様子が違い道を間違えたのかと思ってしまった程路面は変化していた。恐らくそれは上流に建設された砂防ダムに伴う大幅な線形改良と舗装化の為だと思われる。早月林道お約束である一番紛らわしい分岐が

早月林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

現れたのは砂防ダムから更に上流に入り込み、昔見たままの路面状況まで回復して間もなくの事だった。勿論左が正解なのだが案内は一切されていないので初心者は最も悩む事になる。轍の数で判断しようにも嫌がらせのような同等数で、このような分岐が一番困りものである。勿論逆からの進入であれば全く問題はない。やっと本来の早月林道らしくなってきた。

早月林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

早月林道は北海道のメジャー林道の中でも珍しく極狭の完全1車線路のロングダートで路面もややハードタッチな所が本州の林道そっくりだ。道中はフキあり熊笹ありクリスマスツリーにそのまんま使えそうなもみの木ありで景色が目まぐるしく変化する。村界の峠越えをする林道だが丈のある鬱蒼とした樹木に阻止され景観は全く望めないのは勿論どこで峠を

早月林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

迎えたのかさえ注意していないと気付かないほどで、峠は名称が無いばかりか駐車スペースなどもない。あるのは林業関係者がエリアを割り振っている林班境界の標柱くらいのものか。今にも途切れそうな頼りない1本道は想像以上に長く、景色がほとんど変化する事のない単調さに飽きてしまう訳だが抜けている枝道が無いので途中でリタイヤする訳にもいかず、

早月林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

戻るか抜けきるかしかない。特に苦痛なには濃霧が発生した時だ。1本道で迷子になる事はないのだが、あまりの寂しさとあまりの長さに半泣きは必須である。因みに僕は初めての早月林道で濃霧と日暮れのダブルパンチを浴び本泣きでした。その時初めてのお遣いシリーズのちびっ子達の気持ちが痛いほどよく分かりました。東湖畔広域基幹林道と合流し終点です。

トップサイトナビゲーター管理人について感想・お問い合わせ