ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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美利河種川林道

★★★

 

美利河種川林道の取扱説明書

美利河種川林道は内浦湾と日本海を最短で結ぶ国道に並走する林道で景色は素晴しく、また路面も安定した初心者向きのロングダートで、あえてケチを付けるとしたシンボル的峠がない事と直線がほとんどで単調な事だがそれ以外は特に不満な点はない優れた林道である。

 

美利河種川林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

最初に渡道した時皆さんはどこへ行っただろうか?まだ渡道した事のない方はどこへ行ってみたいだろうか?道東か道央が圧倒的に占め、飛んで函館といった感じではないでしょうか。勿論僕も初回はお約束通り道東のメジャー級観光地で精一杯でした。年を重ねる毎にメジャーな所も行き尽くし次第にマイナーな場所へと移る極自然な流れで現在に至っています。

美利河種川林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

最初からアホみたいに全国制覇を目指していた訳ではなく毎年仕事の合間を縫って少しずつ攻めていくという一般的な活動で現在に至っている訳です。ORRを発足してからは本格的な取材と位置付け、急激に取材物件数も伸びていますが、ほとんどが昔訪ねていても記録していないという物件であり、現在は過去の自分の軌跡を辿っているに過ぎません。

美利河種川林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

マイナーな場所といっても様々で、おいしい物件にありつける時もあればそうでない時も多々あり、なかなかヒットに結び付かないのが実情です。やはり人気のある場所には何等かのメリットがあるからこそ人が集まるのでしょうし、マイナーな場所は遠いとか険しいとか何等かの障害が立ちはだかり、本当に何もない所も含めて多少なりともデメリットが

美利河種川林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

あるからこそなかなか人が入り込んで来ないのでしょう。近年こそ秘湯ブームや百名山ブームなどで多少なりとも困難を伴う行動へと移行しているのか二極分化しているのか分かりませんがアドベンチャー的要素が盛り込まれたルート選択をする般ピーが増えているのは事実で時代の流れからして、整備された道路に飽きた人達が我々の世界に

美利河種川林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

アドベンチャー的要素を求めてどっと雪崩れ込んで来るのも時間の問題かと思われます。探索者数が増え底辺が底上げされるのは新たな道路発掘にも繋がり、いい傾向ではあるのですが、それに伴って必ず事故などの問題も付き纏うので素直に歓迎はできません。実際百名山ブームは誰が仕掛けたのか知りませんが運動靴さえ履かずに来る素人でごった返し

美利河種川林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

名峰の稜線で大渋滞が発生するとか増えたのはゴミと糞尿だけという話も耳にします。探索者が徐々に増えるのは結構ですがブームは一過性の過熱に過ぎないので、このまま一部のマニア達だけの世界にしておきたいというのが本当の所ですね。ここ美利河種川林道は内浦湾と日本海を最短で結ぶ国道に並走する林道でオフ車や四駆は迂回路としても使えます。

美利河種川林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

景色は非常に素晴しく、なだらかな丘を幾重にも繋いで視界を遮るものがほとんどなく全行程の八割以上はストレートで、また路面も踏み固められた上に薄く砂利が敷かれた極上のフラットダートで幾つかある枝道も本線を見誤る事はなく初心者でも安心して走れるロングダートです。未舗装路の町道加川線のT字路にて美利河種川林道は終点を迎えます。

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