ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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柿ノ木谷林道

 

柿ノ木谷林道の前説

柿ノ木谷林道は淡路島に数える程しか残っていない未舗装林道のひとつでショートダートではあるが内陸部の緩やかな峠越えで、海に囲まれた淡路島とはかけ離れた景色が展開する。幅員は1.5車線と広く路面はフラットで初心者コースと言える。

 

柿ノ木谷林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

いよいよ報告書としては初めての淡路島上陸となる。勿論この林道は何度も通過しているが本格的な取材は今回が初めてで、これまでは砂利道の距離を稼ぐ為だけに利用する道でしかなかった。それだけ使える道であって、海岸線に飽きた頃に現れる絶好の位置に存在する砂利道で、全くロスなく主要路と繋いで走れる非常に優れた林道と言える。

柿ノ木谷林道2/ORR

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砂利道へ辿り着くまでに少々分かり辛い分岐となっているが、走り慣れている人ならすぐに発見できるだろう。正直もう舗装されたと思って諦めムードでの進入であったのだが、以前より若干舗装が延びていたものの無事砂利道が登場し内心ホッとした。極上のフラットダートは健在で面白味には欠けるが荷物満載の身には大変有難い路面状態だ。

柿ノ木谷林道3/ORR

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途中から見慣れぬ風景となり道を間違えたらと思ったらダムを建設中で線形は大きく変更されていて、これでは見覚えがなくて当然であった。山の斜面を上り詰め高い位置から撮影したものだが全容を捉えられない程大規模なダム工事で砂防ダムではない。これだけ大規模な工事の割にはダンプなどの工事車両の往来がないのが不思議だが、安心して走れたのはダム工事現場までで、地獄の始まりはここからであった。

柿ノ木谷林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

溜池の周囲を走るのは以前と変わりなく、再び見覚えのある状態に落ち着いた。しかしだ、これからという時になんとダンプの嵐で、キャツ等は途切れるという事を知らない。巻き上げられた砂埃が常時舞っていて、冬でもないのにホワイトクリスマスだよおっかさん。ここはニセコアンヌプリか?

柿ノ木谷林道5/ORR

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ダム以後のショットは全て危険なダンプの間を掻い潜り、タイミングを計って撮影したもので、中には1枚撮影するのに10分以上もパウダースノーを浴び続け、新鮮な砂埃を大量摂取するという至れり尽くせりの砂御膳の上に報告書が作成されている事を忘れてはならないし、たまにはフォームより応援メッセージなんてくれてもいいと思う。

柿ノ木谷林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

特に女子高生諸君からのものは国の基準を大きく上回る効果が期待でき、私の全てを見てとか添付画像があったりすると更なるハッスル効果が期待できるが、あまりにも過激すぎると大量出血によるショック死も考えられるので、くれぐれもソフトタッチでよろすくお願い致します。全く近頃の子は大胆過ぎて困るのう(←バ〜カ)つー事で切り通しの峠を越える訳だが、どうやら名無しの峠のようだ。

柿ノ木谷林道7/ORR

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側溝あり、ガードレールありでいつ舗装化されてもおかしくはない柿ノ木谷林道であるが、ダム工事の終了と共にドサクサに紛れての舗装化は充分に考えられ、舗装率の高い淡路島にあっていつまで砂利道のまま持ち堪える事が出来るのか今後も経過を見守っていかねばなるまい。

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