ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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真昼岳林道

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真昼岳林道の取扱説明書

真昼岳林道はメジャー林道でありその名は全国区。現在でも本州内の単体峰越え林道としてはトップクラスのロングダートであり未舗装路には全く手が加えられていない。

 

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道路遺構の調査発掘専門サイト:ORRの道路調査報告書

2桁県道と分岐し一丈木公園の脇を抜け並走していた赤倉川と離れ今度は真昼川と合流する辺りの広大な敷地内を抜け目の前には黒沢大台山833mが聳える。ここから本格的な山岳ロングダートの始まりである。秋田と岩手を結ぶ峰越林道であるがその名は全国区である。南へ下ると未開通の笹峠、万年通行止めの萱峠、平和街道旧道

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空前のスケールで贈る道路大全:ORRの道路調査報告書

白木峠と続くが全く問題なく通行するには巣郷峠まで下らねばならない。また逆に北に目を向けると仙岩峠まで中央分水嶺を越える道はない。その事からして単なる峰越林道としてだけではなく仙岩、巣郷の両峠へ迂回しなくても済む補佐的な要素を含む道でもある。一般には単体での未舗装ロングダートとして広く知られているが

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お探しの道路がきっと見つかる:ORRの道路調査報告書

岩手県側の行程は現在でも厳しく整備は行き届いていない。一部に握り拳大の石は当たり前で川原のような状態になっている箇所もあり一般者向きとは言えないが林道フリークにとってはロングダートといい素晴らしい眺望といいここを走らずしてどこを走るという感じではある。秋田側の整備は良好で文句なしである。

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羅針盤、それは地図とカーナビとORRの道路調査報告書

峠は2車線以上の幅員を有しており数台の駐車は可能である。切り通しではなく尾根の一番低いと思われる箇所を無理なく通した造りであり崩落などの危険性は感じられない。当然だがトイレや自販機は存在しない。真昼岳1060mや中央分水嶺縦走組など登山の基地としても利用されていてマイカーが非常に多い。

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www.henari1.jp ORRの道路調査報告書

軽く上ってみたが晴れていれば鳥海山も見えるとの事。3回目にして快晴に恵まれた事は一度もなくこれでもこの取材時がこれまでで最もいい天気であった。霧の中の走行は最悪で先の見えない状況下でのロングダート程辛いものはない。見通しが悪く危険箇所の発見も遅れるし交通量も皆無でオマケに初めてで距離感覚も分からない

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となれば出てくる歌はモナリザの微笑み半額弁当バージョンしか考えられない。特に岩手側の放置プレーは改善の兆しが一向に見えない。一般車も飛び跳ねながら通行している様は見ていて面白いが車内はコマセ製造工場と化していてこれから山登りどころの話ではない。海でもないのに峠で臨時コマセ販売所を開設してしまう勢いだ。

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ヘナリワンドットジェイピー ORRの道路調査報告書

ロデオカーが連なって峠を目指す様はさながら走るコマセ製造工場である。コマツ製作所もこの光景には驚きを隠せない。岩手県側は真昼岳コマセラインと化しており秋田側と比べて天国と地獄の違いがある。オフロードバイクや四駆なら特に問題はなく離合箇所もそれなりに確保されていて苦痛には感じない。

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ビストロORR(日刊ORRへの御案内)

真昼温泉の前を通り過ぎ1桁県道に合流です。とっくの昔に舗装化されても不思議のない林道であるが現在でもその兆候は全く見られずこの先も放置プレーは続く。

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