ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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善波隧道

★★★★

 

善波隧道の取扱説明書

想像とは裏腹に重厚で何か重苦しい雰囲気を持つ旧国道246号線の善波隧道。場所柄でそうなのか、それとも何か歴史的背景があるのか定かではないが再訪する事はないだろう。

 

善波隧道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

巨大な新善波隧道が見えるこの地点が旧道との分岐である。現在のここ3桁国道は地図上で見ると線形が昔とだいぶ変わっており旧道が無駄に大回りしているように見えるが、かつてはここに穴を突く技術がなかったのだろう。旧道に入ってからすぐは2車線幅確保されていて、ラブホテル街へと突き進む。

善波隧道2/ORR

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それはラブホテル街の外れにひっそりと佇んでいた。巨大なアフロヘアはまるでパパイヤ鈴木状態。アフロを掻き分けて近寄ってみる。近代的な隧道を想像していたのだが、かなり年代モノであるようだ。コンクリで無機質無表情の能面のような感じだと思っていたのだが全くの外れであった。

善波隧道3/ORR

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石組みで出来た坑門は随分重厚だ。特に崩れた箇所もなく扁額も読み取れ保存状態も良好である。現在でも封鎖せずに通行可能なのが有り難い。内部は普通車同士が離合可能な幅員はあるが大型車には全く対応していないインチキ2車線規格である。ラブホがあるせいか交通量は意外に多い。内部に進入すると更に空気は重く噂云々

善波隧道4/ORR

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関係なくここはヤバイと直感で感じた。あの戸谷隧道でさえこのような空気はなく動物的本能で危険だと感じた。昼間で交通量があるにもかかわらず、めったに感じる事のない、何か得体の知れない嫌な雰囲気。こういう場所はさっさと撤収するに限る。ごく稀に直感でヤバイと思える隧道に遭遇するが、そのパーセンテージは2%以下。

善波隧道5/ORR

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100箇所の隧道に突っ込んでわずかに2箇所あるかないかである。逆に必ずこのような場所は存在するという事でもあるのだが。ヘナリワン1号による稚内から西表まで109日間林道調査日本一周を敢行した時も金縛り現象(筋肉痛)を除く不可解な現象はわずかに一晩だけである。確率的にはそんなもんである。

善波隧道6/ORR

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出口から先は緩やかな傾斜になっており周りに民家や畑も現れ、この旧道は現在でも生活道路として利用されているようだ。この地点まで離れると全く違う空気となり、先程まで漂っていた威圧感のようなものは感じない。疲れていたのか、気のせいか。霊の存在など信じていたら隧道調査などやってられないが、極稀にこのような

善波隧道7/ORR

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空気を感じる場面に遭遇する。善波隧道の真上には善波峠が存在するらしいがいまだに調査はできていない。車道の峠なのかどうか詳細は追って報告する。

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