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名越隧道 ★★★★ |
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名越隧道の取扱説明書 名越隧道は小坪隧道と連続するレンガ隧道でその筋でのネームバリューは小坪に軍配が上がる。本来国指定の史跡である名越の切り通しが前身となっている名越隧道の方が知られていいはずだが、そんなの知ったこっちゃないというのが現実の世界である。小坪隧道と同時期に造られたはずだが装飾に相違があり、今ではすっかり改修されてしまった真ん中の逗子隧道もかつては違った装飾が施され、連続する3本の隧道は装飾によって区別されていたのかも知れない。
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 起伏に富んだ地形をしている鎌倉周辺には一般道の隧道まで合わせると膨大な数のトンネルが存在し、そう簡単に把握できる量ではない。但し価値があるようなお宝物件には恵まれず大物となれば数える程しかなく古い隧道は意外と存在しない。峰越えをしていたものを戦後になって穴を掘り出したのかテボッチャーやレンガだったものを次々と改修しまくったのかは |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 定かでない。ただここ名越隧道の前身は切り通しであり、現在は国指定の史跡となっていて鎌倉の史跡巡りには欠かせない存在で名越隧道より名越切通しの方が有名だったりする。車のない時代は峰越えを果たすも、自動車を初めて通したのは名越隧道であり、ご覧の通りレンガ造りのお宝物件で我々道路探索者のターゲットは勿論こちらに決まっている。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 神奈川を代表する道路レンガ隧道の坑門をまずはご覧頂きたい。笠石、帯石、門柱、扁額、リングアーチと装飾はフルラインナップで表層はオールレンガ、石は組み込まれていない。リングアーチはヨンジュン・ペ仕様で更に内側に補強材が巻かれ竣工当時の断面よりは一回り小さくなっている。一般県道にしては随分立派な造りであるがその前身は重要な |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 街道であったのかも知れない。名越隧道の隣にも小さなレンガ隧道があるが、そちらは水道局が管理している水路隧道らしい。ORRは道路命なので関知しないが、レンガ好きには堪らない逸品ではないだろうか。またすぐ隣をJRが隧道を突いているがそちらもどのような隧道かは全く関知していない。内部は想像以上に広く照明も設置されている為恐怖感とは無縁だ。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR また幹線道路である為その交通量も多く車がひっきりなしにやってくる。こちら側はなんざんしょ、坑口が延長され真新しい巨大なコンクリの塊がズームってて目も当てられない状態になってしまっている。美観を損ねるなんているレベル遥かに超えている。というのもこちら側も同型のレンガ坑門であり、それは当然拝めるものと思ってこの地へやってきたのだ。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR 見えるだろうか？石垣とコンクリの間に僅かに残るレンガの跡が。以前来た際は両坑門共に目立った改修は受けていなかった。しかしこの真新しいコンクリの塊を見る限りごく最近のものである事は間違いない。東京から程近い場所なだけにいつでも来られるという安易な発想で先延ばしにした代償は余りにも大きかった。逃した魚は大きく悔やんでも悔やみきれない。 |
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ドライブ＆ツーリングのネタ帳ORR チクショー！しかも納得できないのが、微妙にレンガが残っている事だ。一度完全に壊し、あたかも最初からコンクリトンネルであったかのようにスッキリ改修しておいてくれた方がどんなに良かったか。理由はよく分かる。恐らく切り立った絶壁から落石があり、走行中の車両を直撃したとかいう事故でもあったのだろう。納得のいかぬまま小坪隧道へと進む。 |
