ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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石船隧道

 

石船隧道の取扱説明書

石船隧道は埼玉の山深い県道210号線に存在する短いが特徴ある隧道で、頻繁に通行する大型車に充分対応しているものであるが交通量の増大に伴い廃止を余儀なくされた。

 

石船隧道

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19955月持桶トンネルの完成により捨て去られた石船隧道。ダム建設が急ピッチに進められている関係から大型車の通行が非常に多く、持桶トンネルの完成は急務であったと思われる。持桶トンネル手前に旧道入口があり、車止めがされているがミゼットなら入れそうだ。進入すると幅員は完全1車線となる。ここを大型車が

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数年前まで通行していたかと思うとドライバーの度胸とテクには感心してしまう。目の前に巨大な隧道が現れた。これが石船隧道である。手前に離合箇所などはない。何せ真横は中津川渓谷である。この道とて断崖絶壁を削って造られている訳で離合箇所なんて設ける余裕はなかったのだろう。交通量も少なかっただろうし。

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扁額は付いていない。年式も不明である。隧道手前で普通車同士ならギリギリガールズで離合叶姉妹だったようだ。大型車とはち合ったらお手上げだったに違いない。内部は補強対策が施されていた。ヘナリワンとの比較で改めてこの隧道が巨大さがお解り頂けるものと思う。軽自動車同士なら内部離合できるのではないだろうか?

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こちらも扁額は存在しない。この近辺の道路はテボッチャーが多く存在している事からも、ここ石船隧道もテボッチャー→コンクリ噴き付け薄化粧→凹凸をなくし完全な近代的コンクリトンネル→補強板設置という歴史を辿ったのだろうか。

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こちらはすぐにカーブになっていて幅員も広く取られており離合はこちら側でなされていたようだ。ミラーが設置されている事からも解る。現役時に何回か通過しているが当時の事は全く記憶にございません。この先は急激に幅員が狭くなり、かつてここを大型車が頻繁に通行していたとは信じ難い状況が続く。

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隧道から先は完全なる廃道で車での進入は当然不可能です。落石も酷くバイクで突破できるのもあとわずかな時間しか残されていないようです。この画像はまだマシな方で中津川に落ちるのを覚悟しなければならない区間があります。

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再び持桶トンネルと合流です。この県道現在でも改良が急ピッチで進められていて数年後近代的な道になる事は間違いありません。

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