ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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間島隧道

★★★

 

間島隧道の取扱説明書

越後の国上越は瀬波温泉の近く国道345号線に存在する間島隧道。現在は完全封鎖で通り抜ける事はできないが真夏でもクールダウンできる門構えは一見の価値あり。

 

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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

いくつもの海水浴場が点在する日本海側の国道345号線を流しているとストレートで来たはずの国道が海側に大きく膨らんでいる箇所があります。もし真っ直ぐ進んでいたらと前方を見るとテボッチャーがあるではありませんか。間違いありません。旧道です。追い越し禁止のセンターラインまでしっかり残っております。

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3桁国道にしてこの異様な姿の隧道は一体いつ頃まで供用されていたのでしょうか?アスファルトの路面のまま隧道坑口まで達していておそらく内部も未舗装路ではないはずだが坑口手前は完全に自然に還っている。距離が短いので徒歩にて近づく事は容易に出来ます。

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充分迫力のある門構えです。テボッチャーにコンクリ噴き付けの薄化粧ですがゴツゴツとした岩肌に威圧感があり、簡単に人を寄せ付けないオーラみたいなものを感じます。扁額はなくこれが間島隧道かどうかの確証は得られませんでした。完全に塞がれていますが扉が設置されており何かの貯蔵庫として利用されています。

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反対側です。こちらから見ても現国道は後から海に張り出して新設した事が分かります。昔は何もないただの海岸だったに違いありません。こちら側は旧道と新道の間の余った土地を利用し東屋付きパーキングが設置されています。旧道にはコンクリートブロックとテトラポッドが配置され容易に近づく事が出来ません。

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さながらバイク版石縛峠のコンクリートブロックを何とかすり抜けますがさすがにテトラの前には歯が立ちません。テトラは計算されたように寸分の狂いもなく配置され隙間がほとんどなく隧道に近づくのも一苦労である。幅員は大型バス1台がやっとというもので交互通行を余儀なくされたであろう事は容易に想像できます。

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テトラを掻き分けやっと間島隧道坑口に辿り着く。こちらも人を寄せ付けない威圧感があり迫力は充分である。反対側と違うのはコンクリで完全密閉されてしまっている事である。勝手な想像だが何か得体の知れない物が保管されているように感じ長居は無用と早々と撤退する。こちらも隧道名を示すような物証は得られなかった。

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テトラの間を悪戦苦闘しながら進んでいると物凄い轟音がしたので見るとすぐ脇をJR線が通っていました。JRも国道も同じような隧道で突いてありますが鉄道車両の大きさは昔とほとんど変わらないのに対し自動車はどんどん巨大化しそれに隧道が対応しきれなくなった結果がもろに垣間見る事の出来る間島隧道であった。

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