ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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四十九院隧道

 

四十九院隧道の取扱説明書

四十九院隧道とは何とも意味深な名称であるがもしこの隧道をテーマにした映画を作るならば大石蔵のスケコマシと49人の美女軍団(←またかよ!)としたいところだが資金が集まりそうもないので四十九院隧道篇の構想は一時中断とする。

 

四十九院隧道[ORRの道路調査報告書]

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

福井との県境に程近い二つの巨大温泉郷の目と鼻の先の県道39号山中伊切線に近代的な造りの四十九院トンネルがあります。坑口手前からは四十九院川沿いに旧道が延びており、途中から坂ノ下峠林道は川沿いを行き旧道は右へと曲がります。1.5〜2車線幅を断続的に繰り返す旧道はつい数年前までは

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現役であったはずで巨大温泉地帯の観光バスがメインで通るような主要二桁県道としては充分な機能を果たせておらず新トンネル早期完成を地元の方も旅行客も待ち望んでいた事であろう。決して峠道としては厳しいものではないが、おせじにも快適とは言えず四十九院隧道を見てしまったら尚更

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新トンネル開通は納得できるものと言えよう。坑口は一見何の変哲もないコンクリで出来ているが色褪せた感じからは哀愁のようなものが感じられる。扁額はかろうじて確認できるが枝が邪魔して肉眼で読み取る事はできなかった。坑口手前がセンターラインのある2車線だったのに四十九院隧道はインチキ2車線という

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レベルではなくもはや確信犯とも思える1.5車線である。これでは観光バス1台がギリギリガールズではないか。内部はどういう気の回しようか知らないが両端の白線が申し訳なさ程度に敷かれている。この幅員は普通車同士の離合がギリギリガールズであり開設当初から内部離合を考慮されていたとはとても考えられない。

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軽自動車同士の離合を想定されて造られたのだろうか?はたまたコンクリで補修される以前はもっと狭い1車線のテボッチャーだった可能性も否定できない。内部は現在照明が落とされており直線で出口も見えますが日中でも徒歩チャリだとこの長さを持ってしては躊躇してしまうかも知れない。こちらの坑口はそれほど

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色褪せておらず扁額もしっかり確認でき明るい印象があるが特徴が無さ過ぎて面白みに欠ける。出口は急カーブの急な下り坂になっていて、やはり冬期は勿論隧道の直線で加速してきた車が出口でヒヤリハットな目に遭うのは現場を見れば一目瞭然である。隧道の狭さだけでなくアプローチも構造上問題があったと

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言わざるを得ない。出口付近の側壁が真新しく近代的な補修がされており地質的にも問題があったのかも知れない。現在はトンネルを抜けるとそこは巨大温泉郷だったというダイナミックな造りの約2kmにも及ぶ四十九院トンネルが突かれており冬期の往来も楽勝となっている。

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