ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

トップ>隧道電撃ネットワーク>北陸>富山>蔵原隧道

蔵原隧道

★★

 

蔵原隧道の取扱説明書

国道304号線の隧道として長らく活躍し、旧隧道となった現在でも市販の地図に記載されている蔵原隧道。新トンネル完成後いったいどのような措置が取られているのだろうか?

 

蔵原隧道[ORRの道路調査報告書]

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

県道42号小矢部福光線から見た蔵原隧道であるが、かつての3桁とは言え国道の隧道である。このT字が国道と県道の合流地点であったが、新蔵原トンネルが完成に伴い現在はもう少し下った場所に合流地点は移動している。当初は見て見ぬフリして通り過ぎようとした。だってコレ普通じゃないよ。妖気が漂っているのは

image003

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

間違いないし。近づいて見るがこれがどうも国道隧道だったとは思えない雰囲気を醸し出しているのだ。一応コンクリで出来てはいるがそんな問題ではない。出口が見えんのだよ出口が。廃されている為当然照明類は無いし、現役時からあったのかどうかも疑わしい。扁額がないか確認を試みるが垂れている枝に遮られ

image005

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

確認は出来なかった。進入するきっかけが欲しかった。とそこに暗闇の向こうからライトが爆音と共に迫ってきた。1台の車がこちらへ向かってきた。出てきたセダンは何事もなかったかのように県道42号線へと消えていった。廃隧道ではないのか?どうやら蔵原隧道は現役のようだ。通行止め措置も取られておらず全くの

image007

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

早とちりであった。ただ廃隧道だと思い込んでしまう程異様な雰囲気を醸し出している坑口付近はとても現役で通行可能だとは思わせない程高さ制限バーもミラーや標識類も錆付いており一度ためらうとなかなか入り込むきっかけがつかめずセダンが現れた事で安心して進入する事が出来た。内部はコンクリで出来ているが

image009

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

幅員は狭く1.5車線で普通車同士の離合は困難というか不可能に近い。現役時は交互通行を余儀なくされたはずでさぞかし不便だった事だろう。現在の交通量からは考えられないがここが国道としてかつて機能していた時期があった事は紛れもない事実である。隧道を抜けると幅員も2車線に広がり右にカーブしている。

image011

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

カーブの間はスノーシェルターが覆っていて安心できるが、直線に向くとセンターラインが途切れ再び1.5車線になってしまう。こちらの高さ制限バーも錆付いて過去の遺物と化している。だがこの道は現在でも通行可能な道として機能している。事実この後立て続けに数台の車が通過している。

image013

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

新蔵原トンネルを抜けて下ってきた2車線ストレートの現国道の脇を畑の端を縫うように並走する1.5車線の旧国道が徐々に近づきこの地点で合流となる。

トップサイトナビゲーター管理人について感想・お問い合わせ