ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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樽尾隧道

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樽尾隧道の取扱説明書

樽尾隧道はある意味北陸最強の称号を与えてもいい隧道で、とても素敵なアトラクションだが、正直心臓の弱い方は坑門だけでやめておいた方が無難だ。逆に度胸のある方は徒歩かチャリでチャレンジするといいだろう。ただし僕は遠慮しとくがね。

 

樽尾隧道[ORRの道路調査報告書]

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

山間部を無駄に徘徊するといった表現が適切かどうかは別にして、地図上で見る限りどうしても国道471号線は無駄な動きをしているようにしか見えない。僕が初めてこの地を訪れてからもう10年近く経過しているが、当時既に新トンネルが開通していた。新道のすぐ隣を通る旧道に今日ほど関心は示した訳ではないが

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せっかくこの地を訪れたのだから経験として通ってみたいという軽い気持ちで樽尾隧道に挑んでみた。そこには想像を絶する世界が広がり、その時の思い出は深く記憶に刻まれる事となった。現道から更に上部を目指し学校の校舎を回り込むようにして旧道は延びている。学校がある事で旧道は現在でも使われている。

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但し現道から学校までの区間のみである。校舎の真裏に位置する樽尾隧道が見えたのは鞍部に手が届きそうになるほど稜線に近付いた時だ。樽尾隧道は至ってシンプルなコンクリ隧道である。完全1車線の極狭隧道も特に特徴がある訳ではない、この道が元国道であったという肩書きを外せば。一度通過しているも

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怖いものは怖い。つー事でしばらく待ってみたが、いっこうに待ち人は来ない。樽尾隧道内からは不気味な白煙が絶えず吐き出され、威圧感は相当なものだ。仕方ない、切り込み隊長として突撃するしかないか。中の様子が全く分からない隧道はもの凄い恐怖を感じる。たった一度だけ通ったのはかれこれ10年も前だ。

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中がどうなっているかは全く予想がつかない。最も危険なパターンは水没で路面が泥田と化している場合最悪脱出不可能となるケースだ。これまでの経験上ヤバンゲリオンと気付いた時は既に手遅れである事が多い。樽尾隧道もそんな予感がした。というのも内部が一部砂利道である事を知っているしまた延長が実に

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1kmに及ぶ長大隧道である事も。正直通行止であって欲しかった。しかし現実とは残酷なもので、こういう物件に限って遠慮なくどうぞという感じなんだな。結論から言えば無事任務は遂行した。しかし確実に言える事は寿命が間違いなく縮んだという事だ。樽尾隧道よ、お前は変わる事なく今でも最強だったよ。樽尾隧道は

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内部に複数の待避所が設けられ、昔の苦労が垣間見られるが、空間が強弱を繰り返す様は、さながら巨大生物の胃袋のようでキモい。正直徒歩とチャリでは半泣きまたは本泣きは必須だ。まあ今回の被害はパンツが黄色くなった程度で済んだので、これくらいで勘弁しといてやるが、次はタダじゃ済まないぞ!俺がね。

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