ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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馬返隧道

★★

 

馬返隧道の取扱説明書

九頭竜峡を横目に走る3桁国道にある旧隧道でその長さは1kmにも及ぶ長大隧道である。一見コンクリの何の変哲もない隧道だが意外な特徴があった。

 

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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

九頭竜湖方面へ向けて国道158号線を走っていると、馬返トンネルの真横に小さな穴があるではありませんか。当初は保守用か地形的に鉱山へ通じる専用トンネルかと思い無視して通過したのだが出口を出て左側をバックミラーでチラ見した所、旧道らしき道筋を発見しヘナリワン緊急停止。再び戻る事となった。良く見ると石組みの側壁がかなり古いものである事が分かります。

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隧道そのものはコンクリで覆われており、特徴はありませんが幅員は現3桁国道の交通量からは信じ難い狭さである。大型車1台がギリギリガールズで普通車同士の離合など間違ってもできない。鉄扉によって完全に封鎖されているが開くのだろうか?開いた、開いちゃったよ。GOサインが出たので突撃!当然現在は照明などなく現役時は照明があったかどうか定かではない。

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内部は1.5車線で軽自動車同士ならもしかして離合できるかも知れないという幅員である。内部は北陸最強の水没隧道谷隧道そっくりだ。奥に点が見えるが出口なのだろうか。果たして抜けれるのか?

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2ゲートの登場である。こちらも鉄扉である。しかしこちらはびくともしない。なんとここは完全封鎖されていてこの先は全く確認できない。チクショー。のりぴー悔ピー。こうなったら言っちゃうよ。

きっかけはーオシャ・マンベ!

マンベ〜マンベ〜マンベ〜響く響く!

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反対側である。当初見過ごしそうになったがバックミラーチラ見で発見した旧道らしき入口である。馬返トンネル坑口より先もスノーシェードで覆われていて、もし支柱とブロックで塞がれていたら気付かなかったかも知れません。車1台が通れる幅を設けてあるという事は現在も旧道を利用している可能性が高いです。旧道は右コーナーを描き馬返隧道手前に達しています。

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隧道手前の最大幅員は3車線を有しここで対向車を待っていたものと思われます。隧道手前から未舗装路が断崖絶壁の山肌に沿って伸びていますがこの道が隧道以前の旧旧道なのかは未調査です。馬返隧道の隣に小さなトンネルが確認できますが歩行者用のようです。こちらの坑口も完全に封鎖されていて進入は不可能です。こちらもコンクリで覆われております。

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反対側では僅かに確認できた扁額もこちらでは判別不能です。よく見ると反対側と坑口の形状が異なり幅員が広がっている事が分かります。こちらは普通車同士も離合可能と思われます。途中まで拡幅したのでしょうか?中央部の鉄扉により塞がれている箇所に何等かの謎を解くヒントが隠されているようです。いつの日か旧旧道らしき道と供に全容解明される日が来るのかも知れません。

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