ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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志戸坂隧道

★★★

 

志戸坂隧道の取扱説明書

高速道路規格で作られた志戸坂峠道路だが何故か志戸坂トンネルだけは原チャリやチャリ、歩行者も通れるようになっており、ドライバーからは危険だとの指摘も多い。志戸坂隧道を高速に入れない車両や人に開放する手立てはなかったのだろうか?

 

志戸坂隧道

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意外と思われるかも知れないが僕がこの志戸坂隧道を知ったのは昨年の事である。勿論この国道も今回初めての通過となる。ここでは目に映るもの全てが新鮮であった。日本を隈なく走り尽したのでは?と思っている方も少なくないと思うが、想像以上に走れてないんだなこれが。初めて見る志戸坂トンネルは無機質なコンクリの塊で

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いかにも近代的な造りであるが竣工が198012月であるから、かれこれ20年以上が経過している訳でそれなりにこの風景に溶け込んでしまっている。トンネル手前では大幅な線形改良が成され、すっちゃかめっちゃかである。まるで売れない元アイドルがしゃぶ漬けにされて東南アジアに売り飛ばされたかのような状態だ。

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原型を留めない現道との分岐から狭い2車線路を進むと志戸坂隧道が現れた。近くの石碑には昭和99月竣工と刻まれており、かれこれ70年近く経過している事になる。威圧的な制限バーがいかに狭い隧道であるかを物語っている。坑門はコンクリで覆われており竣工当時からのものなのかは判然としないが、昭和9年当時に

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長さ500m以上の隧道を通すとなると、それはもう気合が入っていたと思われ中途半端なテボッチャーや石積み、レンガでは許されなかった事だろう。西日本に志戸坂隧道有り!と知らしめる為には当時の最先端工法を用いる必要があった。としたら竣工当時のまま現在に至ったとしても何等不思議ではない。内部は全面

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コンクリ巻きであった。闇の向こうに明りは見えない。封鎖されているのか途中で落盤による閉経か湿度が高すぎて見通せないのか。いずれにせよコンクリのブロックで遮られヘナリワンでの進入が不可能な事から調査はここまでとする。何故もっと中まで入らないのかって?そりゃあ〜た、消えたアイドル例えば

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事務所から戦力外通告を言い渡され沖縄でバイトしているはずの八反安未果がこの奥でシューティングスターを歌い踊っている姿を見てしまったとしたら恐らく僕はその場で予後不良だろう。今この場で逝く訳にはいかんのだ。恐らく万人が納得するような説明ではなかろうか。これでまた講演会への依頼が殺到するのは

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確実だが、女子高以外での講演は全てお断りしている。現場の様子から当初廃隧道かと思われたが現在は幻の漬け物と呼ばれる「板井原ごうこ」の作業庫として再利用されているそうです。

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