ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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断魚隧道

 

断魚隧道の取扱説明書

198912月断魚トンネルが開通する前まで使用されていた断魚隧道は読んで字の如く魚の遡上を許さない程の高低差である断魚渓の凄まじい断崖に築かれている。大型車の内部離合を許しておきながら最後までテボッチャーであった事が素晴らしい。

 

断魚隧道

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本州にある川の中でも比較的清流とされる江の川は四国の四万十川同様広域的にあちらこちらの町を彷徨い歩いた挙句待ちくたびれた頃にやっと日本海に注がれるという一級河川で、道路に例えれば国道に当たる主要な川である。その江の川沿いをJRと仲良く並走した後この国道はトゥゲザーしようよと誘うJRに対し相手にガタボロ県道を押し付けて、

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国道はあっさり仲良しごっこに終止符を打ちバイビーとばかりに突如進路を変え南下を開始する。改良跡が随所に見え隠れし、かつての旧道は現道を軸に右へ左へと忙しく出入りするのが走行中にも見て取れる。いかにも無駄を省いた効率の良い造りをした現道からすると旧道はなんて非効率な造りをしているんだろうと疑問に思ってもおかしくはないが

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旧道は無理をせず地形に合った造りをしていて自然と調和している。だからこそ昔の道の方がしっかりしていて現代まで大きな崩壊などもなく残っているケースが多い。対し現道の方が逝き易いのは事実だ。現道は便利ではあるが技術任せの地形を無視した強引なラインである事を忘れてはならない。全日本強引愚マイウェイ化が促進されて久しいが

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自然災害に弱いのは旧道じゃなくて現道だからね。そこんとこヨロスク。この国道の最難所と思われるのがこの断魚隧道で異論はないだろう。同路線に中三坂隧道があるが難易度では比にならない。名称からしてどんな場所かだいたい想像が付くと思うが目も眩む程の断崖で遥か眼下に見える濁川まで少なく見積もっても100m以上。そんな断崖絶壁路に

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国道を通そうってんだからたいした度胸だ。案の定というか、その出来はご覧の通り何もかもが変だ。全てが歪んでしまっている。旧道に現れた断魚隧道坑門は普通に見えた。しかし接近してみると路面は傾斜しているわ、坑門を潜るとすぐにカーブになっているわ、幅員は大型車の離合を何とか可能にしているのに荒々しい凹凸のテボッチャーだわで

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国道の隧道にあるまじき姿で、コンクリ製の国道隧道の常識を大きく逸脱した断魚隧道はある意味刺激的であった。こちらの坑門も何食わぬ顔をして普通の隧道と思わせ安心させておきながら突入した瞬間、全てが斜めっている事に動揺を隠せない。教習所では片輪走行やバックスピンは教えても斜め走行だけは教えてくれない。実践で会得するのが普通だが

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今なら就職内定の現役女子高生に限りへなりが手取り足取り懇切丁寧に指導するよ。断魚隧道現地集合現地解散で、持参するものは鉛筆、消しゴムとセーラー服着用ね。鉛筆、消しゴムは忘れてもいいけどセーラー服だけは忘れないでネ。ガソリン入れないと車が動かないようにセーラー服がないと教習始められないからネ。ヨロスクお願い致します。

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