ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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砂丘トンネル

 

砂丘トンネルの取扱説明書

最も砂丘に近い場所を通る現県道に存在するトンネルだが、ここは紛れもない旧国道であり、僕がまだ走り出しの頃の地図を持ち出せば、当路線はしっかりと赤線にてなぞられている。県道に格下げされた後も全国区の有名観光地だけあって車両の往来は今もって激しく、現道の調査は常に危険が付き纏い予断を許さない状況が続く。これで特別な装飾でもあれば幾らかは救われるが、残念ながら煮ても焼いても食えそうにない代物で、歩行者同士がすれ違えないほどの狭い歩道を、今日も近所の住民は肩身の狭い思いで砂丘トンネルを潜り抜ける。

 

砂丘トンネル

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

冷凍保存(墜落した)

冷凍保存(宇宙人の)

冷凍保存(遺体)

四個入り

ネバダ砂漠が怪しい

ん〜ん〜

矢追♪

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砂漠と基地と宇宙人、この関係は太平洋戦争の辺りから囁かれ、それは半世紀以上も経た今も謎のままとされ、見た見ない、居る居ない論争が絶えない事からも、人々の関心の高さが窺える。日本における未確認飛行物体の目撃談はほとんど聞かれないが、もしも日本に同じような秘密基地があるとするならば、ここ鳥取砂丘を置いて他に考えられない。道路沿いから日本海が直接見えないほど砂の丘は

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延々と続く。この広い砂漠のどこかに秘密の地下基地へと通じる出入り口があるに違いない。そこで僕が着目したのが旧国道上にたったひとつだけ存在する砂丘トンネルである。まず鳥取砂丘なのにトンネルがある事自体がおかしい。それに扁額が中央ではなく、何故か左寄りに設置されているのだ。中央に配置できる充分な余白を有しているのに何故左に寄せた?何事も無かったかのように通り過ぎ行く

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車両群はこの異変に全く気付いていない模様で、間もなく地球侵略が始まろうかというこのご時勢に、何も知らずステレオガンガンで通勤とはお気の毒としか言い様がない(←一番お気の毒な人)僕は恐る恐る内部への侵入を試みる。内部調査に踏み切ったヘナリワンを、通り過ぎ行く通勤車両群が減速して皆不思議そうな目で眺めて行く。違う!見るのはこっちじゃない。疑うべきは不審人物である僕じゃなく

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未確認飛行物体の発着場所であろうこの穴なんだ〜!と、いくら大声で叫ぼうが車の騒音に掻き消され、僕の悲痛な訴えも空しく洞内の闇へと吸い込まれてゆくのであった。それも軍の計算ずくなのだろう。内部告発しようと奮い立った者が、ことごとく消されたり、キチガイ扱いされるのと良く似ている。洞内のどこかに秘密のハッチがあるはずなのだが、そう簡単に見つかるはずもなく、ガードは固い。かつて

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当路線が国道だった時代がある。その昔の重要な道と言えば大概は軍事道路に当たる。戦車を始めとする陸軍の所有する大型車両を通すために幅員は広げられ戦争によって道路が発達したのは偽らざる事実である。ドイツのアウトバーンなんかは飛行機の発着まで視野に入れていたのは周知の通りであるが、ここ砂丘トンネルは未確認飛行物体の発着まで視野に入れていた可能性がある点ではドイツより

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数段上を行っている。分かったかドイツ人よ、ベルリンの壁壊して喜んでる場合じゃねーぞ。秘密基地への完全解明までもうあと一歩という所で、残念ながら時間が来てしまった。次こそ全てを暴いてやると捨てゼリフを残し僕は砂丘隧道を後にした。後日風の便りで、近頃この付近に三重塔を積んだ未確認生物が出没しています、ご注意下さいとの張り紙が出されている事を知る。やはり軍の方が一枚上手か。

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