ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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眞弓隧道

★★★

 

眞弓隧道の取扱説明書

眞弓トンネルが開通したのが昭和633月だから結構な年数が経過している訳だが、平成を現役で迎える事なく旧道と化した眞弓隧道はいったいどんな姿で我々を迎え入れてくれるのだろうか?昭和末期まで現役だったこの旧道に道路遺構は残っているのだろうか?

 

眞弓隧道

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

かねてからリスト入りしていたにも拘らずなかなか接近するチャンスがなかった眞弓隧道。しかし今回は強力な助っ人を得ての参戦となった事で実に容易な取材が可能となった。愛媛の山村の大半を支配する極狭道を熟知し訳の分からない分岐の嵐をものともせず地図を見ることなくマシンを自在に操る愛媛の魔術師マフ巻き氏を筆頭にほっかむり嬢、

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それに先頃他界されたロリエと計4台とORRとしては近年で最も大所帯での突撃となった。マフ巻き氏を先頭にほっかむり嬢、ロリエと続きしんがりはへなりという隊列を組み一行は眞弓隧道へと向かう。どこをどう走ったのだろう、国道のみならずいくつもの県道を華麗に繋ぐマフ巻き氏の前に我々の思考は一時停止、今もってどこをどう走ったのか

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把握できていない。気付けば眞弓隧道の前に居たというのが正直な所で、久しぶりの最後尾は実に楽チンで快適な、まるで専業主婦になった感じの夢のようなひと時であった。僕は将来OLになる事が夢であったが止めた。専業主夫になろう。どこまでもあなたについていきます(三つ指ついて)って感じ。眞弓隧道の坑口はコンクリ製でありながら

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石組みのように継ぎ目を入れているのは何故だろう?現在我々が見ている坑門は二代目で、初代が石組みであったものを復元したとでもいうのだろうか。リングアーチまで正確に再現されているが、竣工が昭和十一年十一月であるから初代の可能性も捨てきれないのだが。内部は極狭の完全1車線で補強板が設置されている箇所もあるが中間部でテボッチャーが姿を現す。

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また、コンクリでなめらかに覆われている箇所もあり内壁は多種多様な状態だ。こちら側の坑口も反対側と瓜二つで本来扁額が設置されているであろう箇所にバカでかい制限標識にトラ塗りの制限バー、それに片耳が無いのも共通している。距離は長く、かつて照明が点灯していたのは配電盤を見れば明らかだが旧道と化した現在は完全に落とされている。

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にも拘らず類人猿達が何やら北京語のような訳の分からない会話を始め配電板のブレーカーをいじり始めている。目に付くものは何でも興味を示す類人猿御一行様。眞弓隧道自体も極狭だが隧道前後も狭い1.5車線でほとんどが見通しの悪いコーナーで占められている訳だが、尋常でない高さ制限は恐らく大型車の通行が多かった事を示していると思われる。

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なんでこんな林道みたいな道に大型車が沢山入ってくるのだろう?不思議だニャ〜。それはね、ここが国道だったからさ!何と今でもおにぎりがしっかりと残っていて、かつてこの極狭道えーんど極狭隧道が国道であった事を人知れず訴えかけていたのだ。まあ何はともあれ今回も無事任務を遂行した事で、最後に4人でロボキッスを歌い踊ってこの場を後にした。

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