ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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和田平隧道

 

和田平隧道の取扱説明書

近年改良著しい3桁国道の大幅な拡幅新ルート切り替えにより和田平隧道は役目を終え和田平トンネルにその座を明け渡しました。最初の取材から1年が経過し再訪した和田平隧道には思いもよらぬ結末が待ち受けていました。

 

和田平隧道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

和田平トンネルのあるここ3桁国道は現在急ピッチで大幅な改良が進んでおり旧道を拡幅するのではなく全くの新規格ルートで新道を建設しており、旧道はかなりの部分がそのままの形で残ると思われます。和田平隧道も例外ではなく和田平トンネルが真隣に突かれた為ドライバーの視界には否応なく飛び込んできます。

和田平隧道2/ORR

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高規格道路によりかつての旧道は何だったのかという感じで状況は一変しており和田平隧道も取り壊される事なく放置されたのでした。19863月に2車線で大型車同士も離合可能な立派な和田平トンネルは既に開通していましたが繋がる前後の道の幅員は1.5車線と狭く通行に支障をきたしていました。

和田平隧道3/ORR

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現在は一部の区間を除いてほぼ2車線の快適な国道に生まれ変わっておりかつての酷道も鳴りを潜めた。和田平隧道は和田平トンネルの真隣に突かれてはいますが平行に掘られた訳ではないのでこちら側の坑口は現国道から直接見る事はできません。しかしそのアプローチは数十mもありません。ヘナリワンと見比べて異常な程

和田平隧道4/ORR

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巨大な隧道である事が分る。超大型車でも1台であれば通行可能な幅と高さでありこの巨大さはここ3桁国道にある他の隧道とは比較にならない程である。何故和田平隧道だけが巨大化したのか詳細は不明である。内部は普通車同士が離合可能であったようだ。薄化粧されたテボッチャーは毎度の事ながら巨大生物の体内のようです。

和田平隧道5/ORR

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反対側の左上部が欠けていたのに対しこちら側の坑門は整っています。巨大な隧道のわりに扁額はとても小さく肉眼ではほとんど確認できません。平凡な坑門は巨大さを除けば特徴はほとんどなく廃隧道と言っても恐怖感がある訳でもなく、現状に興味は湧かないが今後和田平隧道がどのように

和田平隧道6/ORR

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変貌を遂げていくのかには興味があります。こちら側からは新旧仲良く並んでいて気付かない人はいないでしょう。丁度1年前へなりは今後の変貌が楽しみであるとお伝えしました。そしてあれから1年経った今、悲しい事実をお伝えしなければなりません。下の画像が最新のものですが和田平隧道にガードレールが設置されました。

和田平隧道7/ORR

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これで車での通行はできなくなりました。そして反対側は完全に塞がれてしまいました。残念ながら3枚目のヘナリワンとのツーショットが和田平隧道最後の勇姿となってしまいました。

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