ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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道道1062号力昼九重線

★★★

 

道道1062号力昼九重線の取扱説明書

道内には開通しているにも拘らず万年開かずの道道という不思議な路線が幾つかあるが、中でも超マイナーエリアに属する留萌支庁の日本海側にしっかりとその存在を市販の地図に掲載されていながら全く開放されないミステリアスな道道がある。それが道道1062号力昼九重線だ。調査結果からもこの路線を何故開放しないのか理解に苦しむ。

 

道道1062号力昼九重線1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

海沿いの国道から問題の道道1062へ入ろうとしても非常に分かり辛い分岐で、勿論そのT字路に道道1062へと案内する青看などは設置されてはいない。ただし分岐を注意深く見渡すとヘキサが設置されている。かなり奥まった地点に人目を避けるように設置されているので、海岸線を爆走していては気付くはずもない。恐らくこの路線に関しては今しばらくの間

道道1062号力昼九重線2/ORR

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そっとしておいて欲しいというのが本音だろう。国道のT字路から2車線舗装路の道道1062へ入ると、それまで海岸線ではほとんど見かけなかった民家が道路脇に密集していて商店や簡易郵便局なんかもあったりしてそれなりの集落を形成しているのが分かる。強風吹き荒れる海岸沿いから身を潜めたのだろう。センターラインのある2車線路はまだ先へと続くが

道道1062号力昼九重線3/ORR

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それはそのまま力昼三毛別林道と名称を変え砂利道の峠越えルートとなる。では道道1062はというとまだ民家が続いている途中で左へと延びる行き止まりかと思えるような道がある。勿論道道を指し示す案内板などは一切立っていない。ただし何故か開通未開通を知らせる案内板だけはしっかりと設置されている。よってそれが道道1062である訳だが

道道1062号力昼九重線4/ORR

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無常にも分岐からすぐの地点で頑丈なゲートに阻止される。それはすり抜けを一切許さない完璧なゲートであった。最初にこのゲートを発見した時から何度もここを訪れ開放されていないかチェックしたが、毎度固く閉ざされたままであった。思えばこの道道1062の全容を知っている者に遭った事は無かったし、現地人に尋ねても通った事がないと言う。

道道1062号力昼九重線5/ORR

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しかし地図には全通しあたかも通れるように記載されているのだ。これは何がなんでもどうなっているのかを解明せねばなるまい。僕はあらゆる角度からこの道への進入経路がないか検証した。結果頑丈なゲートを通らずに進入する経路が2つ見つかった。ひとつはチェーンゲートがあり、それは力昼三毛別林道の峠付近から延びている作業道を利用する方法だ。

道道1062号力昼九重線6/ORR

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もうひとつは完全に合法だが公開は出来ない。僕は非公開の完全合法ルートからの進入に見事成功し屈強なゲートの内側に立った。画像は入口から出口まで一発で抜け切っているように見えるが実は開かずのゲートまで一旦戻り、そこから本来進むべき方向へと情報を記録したものなのだ。出口側も完全封鎖されているため、ゲートからゲートまでの区間を

道道1062号力昼九重線7/ORR

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本来進むべき方向で正確に記録し、再び合法ルートから脱出するという涙ぐましい努力の上に当報告書は成り立っている訳だ。道中は大半が1.5車線の極上フラットダートで峠越えをしている。拡幅工事をしているのだが開通の目途は立っていない。つーか今すぐ開放しても全く問題ない状態にあり、現状でしっかりと繋がってるんですけど。どういうこっちゃ?

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