ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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力昼三毛別林道

 

力昼三毛別林道の取扱説明書

海沿いの国道232号線通称天売国道と苫前ベアロードを結ぶ未舗装路の道道1062号力昼九重線は長い間重い扉を閉ざしたまま、開かずの道として謎のベールに包まれ、それは今も昔も変わらない。今現在も車両の通行を許さぬ道道1062号線の代打役として力昼三毛別林道は機能する。交通量皆無の割には整備が行き届いた快適なミドルダートで、低いながらも峠越えを果たす超マイナー林道である。

 

カ昼三毛別林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

海岸線の天売国道に突如現れるT字路だが、はっきり言ってここを曲がるやつなどいない。青看がある訳ではないし、この先に何がある訳でもない。ただこの道は抜けているのに万年開かずの道道1062号力昼九重線という不思議な道、ただそれだけだ。それにここの地名を見て欲しい。力昼、全く聞き慣れない地名だ。だいたいなんて読むのかも分からない。

カ昼三毛別林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

これを一発でリキビルと読めた方は間違いなく北海道に精通していると言える。ここ力昼とORRは切っても切り離せない関係にある。力昼にはライダーハウスがあるのだが、その存在は全く知られていない。まあ宣伝もしていないしね。そのライダーハウスの名をライダーハウスという。(←そのまんまじゃん!)そのまんまだから認知されないのかも知れない。

カ昼三毛別林道3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ひねりもくそもないストレート過ぎるその名前はラーメン屋という名のラーメン屋と同じでありホームページという名のサイトと同じ事。せめてTheを付けるべきではないのか?それではTheを付けてみよう。ザライダーハウス、頂けない、全く頂けないよ。ザライダーって何だ?布袋氏のサレンダーみたいで響きはカッコイイがその実態は

カ昼三毛別林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

雨風を凌げるだけのほったて小屋に過ぎない移動手段のジャンルを問わない旅人達のオアシスである。ザライダーを管理しているのは現役の漁師さんで、今にも雨が降り出しそうだったあの日、雨を凌げる場所はないかと、いつもより速度を落として走っていたその目に飛び込んできたのがザライダーハウスだった。今では旅人が描いたピカチュウの絵で

カ昼三毛別林道5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

以前よりは目に留まり易くなっている。ここで大将と夜更けまで語り明かし次の日何故か僕は港にいた。それもAM4:30に叩き起こされてである。そして何故かホタテ貝を選別していた。とても過酷な肉体労働であった。確かにハードな道路調査もガテン系かも知れない。僕はここでいったい何をやっているんだろう?道路調査に来たはずなのだが納得のいかぬまま

カ昼三毛別林道6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

延々と貝の仕分け作業は続いた。大将の休憩だ!との一声でやっと解放された。缶珈琲が手渡され乾いた喉を潤す。皆一気飲みに近い。飲み干した缶を路上に投げ捨てると大将の口から信じられない言葉が飛び出した。よっしゃやるべ。今なんて言ったんですかぁ〜!ガテン系で休憩1分。僕の時計が壊れてなければ間違いなく休憩時間僅か1分である。

カ昼三毛別林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

分かったOKお兄ちゃん。その後も黙々と貝の仕分け作業は続いた。こうして僕の貴重な1日は終わった。このライダーハウスが流行らない事がよく分かったよ。ただまた僕はここを尋ねるだろう。なんでかって?それはその日の夕食が有り得ない程のホタテ三昧だったからだよおっかさん。ところで力昼三毛別林道の詳細は・・・。知らん!

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