ドライブ&ツーリングのネタ帳

www.henari1.jp ORRの道路調査報告書 ODA ROAD RESEARCH

〜道路格闘家へなりと闘う鉄馬ヘナリワンの軌跡〜

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北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線

★★

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線(もあしょろげんやらわんあしょろていしゃばせん)の概況

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線は、ORRに登場した道で最も長い路線名称で、枠に収まらないので北海道開発局にもう少し短くするようクレームを出したが、その時の回答がこうであった。「あ〜あれね、千春の長い夜って歌あるじゃないですか、日本は白夜とかないんで、長い夜も短い夜もないんですよね。ガシャッ!ツーツーツー」短くもなんとなく説得力があり、僕は首を傾げながらも納得するしかなかった。

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線1

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

北海道道949号オンネトー線と北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線は事実上一本道であり、意識して走らない限りどこで路線名称が変わったのか気付かないほどだ。

路線名が変わる地点には、砂利道では唯一のヘキサが設置されていて、道オタクなら間違いなく気付くはず。しかし不思議なのは、町界でも何でもないのに、路線名称が変わってしまうのは何故だろう?

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線2

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

完全な1本道の何の変哲もない場所で、突然2つのヘキサが現れ、片や949片や664と表示され向かいあっているのである。んな〜こたぁど〜でもいいじゃんと般ピーなら思うだろうが、マニアとしては気になって気になって仕方がない。普通だったら図書館へ行くなりネット検索したりしてとことん追及するのかも知れないが、あたしゃそんな面倒な事はしない。

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線3

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つー事でいつも通りの勝手な考察に入る。現在北海道道949号線と北海道道664号線はナチュラルにドッキングしていて、それはあたかも昔から一本道であったかのようだ。だがしかし町界でもない場所で突如路線名が切り替わる事は通常では考えられない。T字やY字でどちらか一方でもまだ先へ通じているのならばまだ分かる。しかしこの路線はどうみても一本の路線を単純に二つに割り振ったようにしか見えないのだ。

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線4

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

一方の先が森に吸い込まれるようにして消え行く廃道とかであればまだ納得もできよう。が、しかし例えるなら畑の中のアスファルト舗装された一本道を走っていると白いチョークの線が引かれていて、これより海線これより山線と書かれているのに等しく、周囲を見ても畑しかなく境界でも何でもないとしたら、誰かのいたずらか?と思うのが普通だ。ならばこれは北海道開発局のいたずらなのであろうか?ヒントは路線名称にありそうだ。北海道道949号オンネトー線が最大のヒントであろう。

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線5

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

通常路線名称は、起点と終点を指す、或いは○○停車場線のように、起終点のどちらかがどことも接点を持たない路線があるが、949号線はただ単にオンネトー線となっている事から、明らかに後者に属する。

国道241号線からはオンネトーまでは二車線の快走路で結ばれ、観光バス当然の如し雪崩れ込んでくる。オンネトーの湖畔は概ね1.5車線と狭いが、それでもバスは奥へと突き進む。バスを含め大半の車両が折り返すのが、湯の滝入口の駐車場で、それより先の交通は激減する。何故なら狭い未舗装路となるからだ。

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線6

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線、その正体はオンネトー線とは一応繋がってはいるものの、砂利道走行を強いられる一般の感覚からすればできれば避けたい酷道なのである。

砂利道区間には人家も無く、趣味者が通り抜ける以外に利用価値は極度に低いと考えざるを得ない。需要があるのは国道からオンネトーまでで、そのまま砂利道経由で足寄方面に向かう人が一体どれだけいるだろうか?

北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線7

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

様々な疑問点を解消する答えとして妥当なのは、北海道道664号モアショロ原野螺湾足寄停車場線と北海道道949号オンネトーは、かつて別々に存在した路線を後年になってドッキングさせ一本道としたとする説である。

オンネトー側と足寄側の双方から延伸し、一見すると何でもない箇所で両者はぶつかり、その接点が路線名を二分する分かれ目となったと思えば、現状の妙な交点も多少は腑に落ちるのだが、いかがだろうか。

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