ドライブ&ツーリングのネタ帳

www.henari1.jp ORRの道路調査報告書 ODA ROAD RESEARCH

〜道路格闘家へなりと闘う鉄馬ヘナリワンの軌跡〜

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摺鉢峠(北海道道984号温根別ビバカルウシ線)

★★★

摺鉢峠1

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

北海道道251号雨竜旭川線と北海道道984号温根別ビバカルウシ線との分岐点(白山地区)である。周囲は見渡す限り広大な牧場があるだけで、人の気配は全くない。ここ白山から先は、道道251号線も道道984号線も、未舗装路での峠越えとなり、白山住民はもっぱら国道239号線を利用しているようだ。

自然災害とあらば即通行止となり、また冬期通行止も毎年恒例であるからして、生活道路としては全く利用価値がなく、シーズン中であっても道道984号線の交通量は皆無に等しい。

摺鉢峠2

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ところで北海道道984号温根別ビバカルウシ線の路線名に組み込まれる“温根別”という地名は存在するのだが、“ビバカルウシ”という地名がどうしても見つからない。当路線の起終点が剣淵なのだが、いくら難読地名の宝庫である北海道だからといって、剣淵=ビバカルウシと読ませるにはかなりの無理がある。

始めは何のこっちゃ?と見当も付かなかったのだが、果たして道路の路線名には、起終点の地名のみが冠されるのだろうか?その至極純粋な疑問が、“ビバカルウシ”の解明に一役買う事になる。地名のみ冠すという思い込みがそもそもの間違い、その気付きは大いなる一歩であった。その仮説に基づいて、これより検証作業に入る。

摺鉢峠3

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

ビバカルウシは地名ではない。その事にもっと早く気付くべきであった。更に先入観も排除すべく、“ビバカルウシ”が一つの単語という前提ではなく、二つ以上の単語が合わさっている可能性も含めて考えてみたい。

パワーステアリング、略して“パワステ”に対し、昔ながらの重いステアリングを略して“オモステ”と呼ぶ。北海道道984号温根別ビバカルウシ線のカルウシも同じで、実は“軽い牛”の省略形なのではないか?これが国連に加盟する192か国中、約半数にあたる102か国の愚連隊が賛同した仮説である。

軽い牛=カルウシ

摺鉢峠4

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

なるほど、流石世界の半分以上(の愚連隊)が推しただけの事はある。カルウシ=軽い牛、はっきり言って非の打ち所が無い。これならアナン前事務総長も、彼の地で泣いて喜んでくれるはず。

既に6文字のうち4文字が解読済みで、残る2文字であるが、カルウシの前に付く事から、前置詞と捉えるのが自然だ。“ビバ”とは、日本語で歓声を意味する。軽い牛と歓声、この二つのキーワードを単に繋ぎ合わせると、子牛が無事に生まれた事を喜ぶ牛舎スタッフをイメージするが、実はこの二つの言葉には、ものづくり大国ニッポンを象徴する、ある重大な意味が込められている。

摺鉢峠5

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

牛は重いというのが世間一般のイメージであるはずだ。事実世界中の動物の中で、牛は上位にランクされるヘビー級の生き物である。もしもそこに常識を覆す軽い牛がいたとしたら・・・その仮説がビバカウルシの謎を解き明かす重要な鍵となる。ビバカウルシ、それは子牛が生まれた事を喜ぶのではなく、世の中の常識を覆すほどの軽い牛を誕生させた事の歓喜に他ならない。

恐らく北の大地では極秘プロジェクトとして、密かに小さい牛同士を何世代にも渡り交配する事で、想像を絶するほどの小さな牛を生産する事に成功したのだろう。つまりビバカウルシとは、“牛の軽量化に成功”という意味が込められた路線名であったのだ。

摺鉢峠6

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

そもそも牛の軽量化って何か意味あんの?という素朴な疑問は置いといて、どれ位の軽量化に成功したかというと驚くなかれ、なんと猫と同じ大きさにまで小さくしたのである。で、その牛は食べれるの?という疑問を抱いたあなた、猫食べますか?食べないでしょ?狂牛病騒ぎで食べ物として価値のなくなった牛をなんとかせにゃならんと、必死こいて配合に配合を重ねて創り出したのが、動くぬいぐるみ“ビバカルウシ”なのだ!

動くぬいぐるみ、ビバカルウシ

摺鉢峠7

◆ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

しかも驚くなかれ、このビバカルウシは猫ほどの大きさにして、しっかりと牛乳だけは出るのである。余りにも乳の出がいいので、デルカルウシの名も検討されたほどだ。ビバカルウシが一家に一匹いれば、もう市販の牛乳は買わなくて済む。癒し系でありながら必要にして十分な実用性を兼ね備え、いつペット界の頂点に君臨してもおかしくはないビバカルウシ。

ニワトリとセット購入すれば、大きさはほぼ同等にして牛乳と卵が常時手に入る訳だから、料理のバリエーションは広がる一方だ。そんな優れたビバカルウシだが、僕はいまだに実物を見た事がない。

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