ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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道道223愛山渓上川線

 

道道223愛山渓上川線の取扱説明書

行き止まりである道道223愛山渓上川線には大雪山や雲井ヶ原湿原へ続くハイキングコースや登山道が整備されて登山基地として機能している他、終点には愛山渓温泉がある人気スポットで年々交通量が増える中、非常に残念ではあるが舗装化も仕方ないと思われる。

 

道道223愛山渓上川線1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳 ORR

旭川紋別自動車道の延伸工事が着々と進み周囲の状況も以前とは少しずつ変化する状況を国道との分岐にあるORRの駆け込み寺であるセイコーマートの駐車場からセイコマオリジナル缶珈琲72円也を飲みながら眺めていた。道道223愛山渓上川線は年々少しずつ、そして着実にその距離を延ばし、ここ数年内に完全舗装化が完了してしまう勢いで

道道223愛山渓上川線2/ORR

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それは誰にも止める事ができず、だた黙って見守るしかない。愛山米飯林道との分岐を過ぎてもまだ続く舗装路を見てウンザリしてしまう。道内最高峰の旭岳を中心とする2000mクラスの山々が連なる大雪山を背後に控え、またこの道道の終点には雲井ヶ原湿原というハイカー向きの観光ポイントがあり、極めつけはこれまた道道の終点にある愛山渓温泉で

道道223愛山渓上川線3/ORR

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日帰り入浴客を合わせ愛山渓を訪れる目的は多彩で、その集客力は凄まじく旭岳温泉や層雲峡といったメインルートには一歩譲るも、もはや一昔前では秘境とされた愛山渓温泉もメジャー級と思って差し支えない。考え様によっちゃぁよくぞ今まで未舗装路のまま持ち堪えたと思った方が正解なのかも知れない。道道223愛山渓上川線は通常の舗装化とは

道道223愛山渓上川線4/ORR

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異なり断続的に舗装路と砂利道を繰り返す。最終的には全て繋げるのだろうが、部分的に舗装化を進めているのが現状だ。ただ思うのはどうせ舗装化してしまうのならせめて2車線にしてはどうだろうか?送迎用のマイクロバスなども通る訳だし普通車でも大型のタイプ同士が離合不能な箇所が多々あり、せっかく舗装化してもあんまり状況が

道道223愛山渓上川線5/ORR

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変わらないのであれば全く意味は無いし、ぶっちゃけこのまま砂利道でも何の問題もないのだから、どうしても工事をしたいのであれば国道との分岐までアスファルトを引っ剥がして下さい。ヨロスクお願い致します。愛山渓温泉の手前は見通しの悪いコーナーの連続で勾配もきつくなり、いよいよ終点が近い事を知る。終点から手前の九十九俺区間の

道道223愛山渓上川線6/ORR

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舗装化は随分前から完了しており、その区間はあまり変化が感じられない。ヒュッテが見えてきて道道223愛山渓上川線は終了となる。さてこの後我々は大雪山へ登るのだろうか?それとも温泉に入って疲れを癒し再び今来た道を引き返すのだろうか?そうすると先程のセイコマでしこたま仕入れた食料はいったい何を意味するのだろうか?

道道223愛山渓上川線7/ORR

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ORRでは行き止まりの道は基本的に取材対象外と定義している。ならばここ道道223愛山渓上川線は例外と成り得る物件なのだろうか?残念ながらそうではない。ORRは道路調査が主目的。そこに道路があるならば、かつてあったならば限界点まで突っ込むのが使命。そう、道道223愛山渓上川線はここから始まる壮大なストーリーの序章に過ぎないのだ。

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