ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

トップ>林道電撃ネットワーク>北海道(道央)>上川支庁>愛山米飯林道(旭川峠)

愛山米飯林道(旭川峠)

★★★

 

愛山米飯林道(旭川峠)の取扱説明書

愛山米飯林道が存在する事で得られる恩恵は計り知れない。もしこの林道がなければ道道223を常に往復しなければならないし、また上川から美瑛、富良野へ旭川を経由しない山越えルートして機能し、できる限り都市部を通りたくない人にとっても非常に重宝している有難いロングダートである。

 

愛山米飯林道(旭川峠)1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

愛山渓温泉へと続く道道223愛山渓上川線は行き止まりであるが、その途中から派生してしっかり抜けているのが愛山米飯林道だ。年々舗装化が進行する道道223愛山渓上川線のドサクサに紛れてのついで舗装の可能性がなくもないが今の所、測量などの兆候も見られないので、まだしばらくは安泰だ。道道223愛山渓上川線との分岐から砂利道開始となる。

愛山米飯林道(旭川峠)2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

道道223愛山渓上川線も安足間川沿いを遡上する訳だが、愛山米飯林道はその続きである支流のシキシマ沢沿いを更に遡上する。谷間を行く為視界に入るものは単調だがこの界隈に存在する無数の林道群の大将格である愛山米飯林道は整備が非常に行き届いており、初心者でも安心して走行できる状態だ。勿論冬期通行止の季節限定路線であるが

愛山米飯林道(旭川峠)3/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

その使い勝手は半端ではない。この林道で最も不安になる分岐がこの安足間林道との分岐だ。どちらも轍が同等数あり一瞬立ち止まってしまうかも知れないが全く不安はない。何故なら手書きとは言え立派な林道標識が設置されているからだ。実はこの界隈の短い林道などにも親切に林道標識が設置されていて迷う事はないのだ。それにこの安足間林道との

愛山米飯林道(旭川峠)4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

分岐さえも逆から来れば何事も無かったかのように通り過ぎるだろう。安足間林道との分岐からぐっと勾配が増し山岳色が強くなる。密度の高い樹林地帯に覆われ視界は開けない。そんな状況がしばらく続くが、たがてパッと目の前が明るくなった所が愛山米飯林道最高所の旭川峠だ。ご覧のように駐車スペースも存分にあり、周囲の山々は見渡せ

愛山米飯林道(旭川峠)5/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

峠に至るまで抑圧気味の走行を強いられ、ストレスが掛かってきた所でのオアシス的な存在の旭川峠は絶好の休憩ポイントとなる。峠には山岳会か、林道関係者が立てたのか手作りの看板が設置されていた。旭川峠からも尾根伝えで本安足山へ至る人や、健脚な方は更に足を延ばし沼ノ平や当麻乗越を越えて大雪山へ逝かれる方もいると思われ

愛山米飯林道(旭川峠)6/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

旭川峠は登山基地としても機能しているのかも知れない。下りも密度の濃い白樺林に覆われ再び視界は遮られる。地表からは熊笹茶にお金を払うのがばからしくなるくらいの熊笹が密生している。いくつかのコーナーを経て勾配も緩やかになってくるとペーパン第二支線川沿いを走りペーパンダム上流のT字の舗装路で愛山米飯林道は終了となる。

愛山米飯林道(旭川峠)7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

右へ行けば無料温泉の21世紀森の湯(営業は午後から)が、左へ行けば旭川、美瑛、富良野と各方面へ抜けられる。愛山米飯林道の優れた所は道道223の無駄な往復を省きストレスを解消している点だ。この林道があるのとないのとでは大違いで、短期間で強引に北海道を満喫しようとするリーマンライダーにとっては生死にかかわる大問題でこの道は生命線と言えるかも。

トップサイトナビゲーター管理人について感想・お問い合わせ