ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)(5)

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荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)の取扱説明書

荒ヶ峠を越える県道280長門秋芳線は長らくの間未開通県道として細々と未整備の砂利道にて峠越えを果たしていた。藪漕ぎ必須の道程に、不通と見て引き返す者も後を絶たなかった。恐れを知らない特攻野郎だけに許された荒ヶ峠越えも、どうやら完全に息絶えたようだ。ORRさえも通さなくなった荒ヶ峠よ、このまま永遠の眠りにつくがいい。南無妙法蓮ゲイバー、チーン!新宿2丁目ゲイバー、チーン!マツゲイ紅白出場、チーン!合唱

 

荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)5-1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

轍跡がどうたらとかいうレベルではない。最早いつ車両が通過したのかも判然としない状態で、もしかしたら以前通った車両はヘナリワンという可能性すらあるのだ。廃道というカテゴリも裾野が広がり、世間一般にも認知されつつある昨今、この世界もメジャー物件とマイナー物件の二極分化が進んでいる。そんな地方の名も無きマイナー物件だと、轍跡が以前通過した時の自身の踏み跡で

荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)5-2/ORR

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あったなんて事が珍しくないのだ。レースに出場するような腕のあるライダーにとって荒ヶ峠とは赤子の手の捻るようなもので、走るだけ時間の無駄というか、興味の対象ですらないだろう。かと言って一般的な林道ライダーにとっては肩に力が入るような戦々恐々とした走行を強いられるのだ。そんな帯びに短したすきに長し的な峠道だからこそ、交通量が皆無に等しいのかも知れない。そんな

荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)5-3/ORR

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敬遠されがちな峠道こそORRの出番だ。最大の目的は峠を越える事にあり、テクニックを駆使する訳でも、何の苦労も無く平穏無事に通り過ぎる訳でもない。単車に積める最小の道具と知恵で突破する事に意味がある。とかなんとかカッコイイ事言うとまた全国の女子高生ファンが増えるだけなので、能書きはこの辺にしておくが、年々バレンタインにもらうチョコも増え続け、今ではトラック2台分

荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)5-4/ORR

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 (←ミニカー、しかも義理)にも達し、事務所は足の踏み場も無いほどチョコで溢れ返り、どう処理して良いものだか困ってしまう程だ。(←唯一もらった義理チョコを有難く噛み締めながら)もうこれ以上頂いても腐らせるだけなんで気持ちだけで結構ですよ。えっ、どうしても渡したいんですか?そこまで言うなら断るのも何なんで、お問い合わせフォームよりご連絡下さい。個別に対応させて頂きます。

荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)5-5/ORR

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 (←冷静を装っているが鼻息は荒い)そんな夢見がちな峰越えルートも、木々の隙間から稜線が見えてくると、それまでツタやら伸び放題の枝葉やらが絡まりあった亜熱帯ジャンゴー区間から一転し、今までの仕打ちは何だったの?と思うほど急激に開ける場所が荒ヶ峠である。車が数台は駐車可能な広場はキャンプも出来そうなほどだが、そこに付帯設備はひとつも無い。峠からは稜線に

荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)5-6/ORR

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沿って砂利道が延びているが、ゲートが設置されていて、その手前のみコンクリが打ってある事から、私道なのだろう。その先には鉄塔が建っていそうな気配である。峰を越せば下草は綺麗に刈り取られ、また路面が土質ではなく、完全な砂利敷きになっているので、どんな車種でも荒ヶ峠には入って来られるようになっている。但し通り抜けるのは至難の業だ。仮に車体に傷が付く位なら

荒ヶ峠(山口県道280号長門秋芳線)5-7/ORR

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目をつむるという人でも、倒木を除去する程度の道具は必要だ。何しろこの峰越えルートは余りにも使用頻度が低く、管理するだけ無駄と言わんばかりの勢いで、最低限の整備しか成されてはいない。峠の片面は放置という最初から無かった事にしたい典型的な過疎地のお荷物的ルートなのだ。

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