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里道データバンク>中部>岐阜>関市道・郡上市道(国道256号線旧道)/タラガ谷越(たらがだにごえ)の実走調査レポート

タラガ谷越

歴史の道踏査報告書/道路レポートを毎日配信中

郡上八幡と板取を結ぶ市道の峠道。タラガトンネルの開通以前は、国道256号線を名乗っていた。峠道の大部分は1.5車線で、狭く見通しの利かない道程である。また九十九折及び急カーブの連続で、急ぎ旅には不適である。全体的に勾配はきつく、エンジンを酷使するのも然る事ながら、自転車組にとっては心臓破りの坂と言っても過言ではない難所である。

タラガ谷越1

タラガトンネルの直前で枝分かれするのが旧国道。トンネル手前の宇留良停留所には簡易トイレと自販機が備わる。新旧国道の交点より先は人家が皆無である為、宇留良での準備は万全を期すのが吉。

タラガ谷越2

旧道に入った瞬間から本格的な山岳道路の様相を呈す。因みに国道標識は撤去されている。

タラガ谷越3

九十九折と急カーブの連続で、速度は全く上がらない。勾配はきつく、エンジンが悲鳴を上げる。

タラガ谷越4

稜線に対して斜めに交差する乗越のような片崩しの峠。四輪同士の離合が可能な幅員を有するが、それとは別に自動車一台分のスペースが用意されている。峠の前後を含めトイレや自販機等の諸設備は皆無である。

タラガ谷越5

峠より下りに転じた瞬間からジェットコースターの如し豪快に滑り降りる。板取側は半ば強引に接続させた印象は否めず、規格は国道ではなく完全に林道のそれである。

タラガ谷越6

断崖路を伝う場面も多々あるが、ガードレールを備える事で、一応国道の面目を保っている。

タラガ谷越7

この橋を渡る事で、ようやく緊張感から解放される。幸橋を渡った先のT字路が、国道256号線新旧道交点。

  

◆タラガ谷越の動画

 撮影起点:国道256号線新旧道交点(板取側)

 撮影終点:国道256号線新旧道交点(郡上八幡側)

 撮影方向:板取郡上八幡

 

◆タラガ谷越のルートラボ

 距離:9.1km

 標高:674m

 高低差:415m

 上り平均勾配(板取側):7.8%

 下り平均勾配(郡上八幡側):8.8%

 所要時間(車・バイク):14分

 所要時間(自転車):37分

 所要時間(徒歩):1時間49分

 

◆タラガ谷越の航空写真と地図

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