ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

トップ>廃道電撃ネットワーク>東海>岐阜>県道352大西瑞浪線

県道352大西瑞浪線(10)

★★★★★

 

県道352大西瑞浪線の取扱説明書

恐らく日本で一番ミステリアスな橋「五月橋」。認識している限りこの橋にトドメを刺した事はおろか王手を賭けた者をへなりは知らない。この橋へのスローガン「攻略なくして成長なし」powerd byマシリトの公約通り、危ないコンビがこの地に降り立った。果たして五月橋の攻略はなるのか?謎多き県道の完全制覇はなされるのか?道路格闘家の威信を賭けた大冒険が今始まる。今夜あなたは歴史の証人になる!

 

県道352大西瑞浪線

道路遺構の調査発掘専門サイト:ORRの道路調査報告書

冗談抜きで0.3車線である。崩土がそのまま放置され自然に帰っている。人が踏み歩いた部分だけがかろうじてラインとして残っている。そこを正確にトレースしてゆく。幸い決定的な場面はまだ現れてはいない。しかしカーブのたびに次は目の前に何が飛び込んで来るのか全く予測できず緊張の連続でまさに金鳥の夏日本の夏である。

県道352大西瑞浪線

空前のスケールで贈る道路大全:ORRの道路調査報告書

このコーナー部幅員も広いが人為的に石垣が組んであり、かなり強固な造りで、この県道が消え去っても遺構として残るであろう。しかしここが最後の安住の地になろうとはこの時全く予測できなかった。

県道352大西瑞浪線

お探しの道路がきっと見つかる:ORRの道路調査報告書

またすぐに道は0.3車線になる。ここなんてもともと0.7車線以下だったのではないかという程岩盤が路面に喰い込んでいる。これでは県道352のティーバッグではないか!飯○愛もびっくりである。あのカーブを曲がれば五月橋が見えるかもしれない。だたその一心だけで前進する。

県道352大西瑞浪線

羅針盤、それは地図とカーナビとORRの道路調査報告書

しかし曲がった先には更に追い討ちをかけるような酷い状況だった!路面そのものはヘナリワンの向いている方向に本来直進しているのだが崩落で路面が埋まり、仕方なく崖側に人一人分何とか確保したという状態である。あくまで歩行者用としてでバイクが通れる保障などどこにもない。

県道352大西瑞浪線

www.henari1.jp ORRの道路調査報告書

早速突っ込んでみたが、実幅0.25車線で細々とした木が生えている脇は断崖絶壁の深沢峡である。反対側はヘナリワンのタイヤの位置まで崩れてきた土砂で完全な斜面となっている。人とのすれ違いにも困難を極める状況だ。路面はしっかりしており今すぐ崩れるものでもなさそうだ。

県道352大西瑞浪線

ヘナリワンドットジェイピー ORRの道路調査報告書

しかし前を見ても、もはや道の痕跡すら怪しい状態だ。慎重に前進してゆく。慎重でありかつスピーディーに進まねばならない。時間との闘いである。こんな所で夕暮れを迎えようものなら、それは死を意味する。ただでさえ路面状況が読み辛い上に全く足元が見えない廃道ナイトランでは路面を踏み外す危険性大だ。

県道352大西瑞浪線

おはようからおやすみまでORRの道路調査報告書

道はどんどん狭くなるし一向に下る気配もない。そして何より五月橋に近づいているのかどうかさえ分からない状況に不安は募る一方だ。しかしこのあと遂に恐れていた決定的な場面に遭遇する!

県道352(11)進む

県道352(9)戻る

道路総合案内所(窓口)サイトナビゲーター管理人について感想・お問い合わせ