ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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山王峠(1)

★★★

 

山王峠の前説

山王峠は栃木と福島を結ぶ3桁国道旧道であるが何度も通過しており行き慣れた道は楽勝かと思われた。だがしかしそこに待ち受けていたものは・・・

 

山王峠1-1

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福島と栃木を結ぶ3桁国道旧道の峠越えであるが夜間は山王トンネル、昼間で時間があれば山王峠と使い分けして通過する事十数回目を数える今回晴れて正式な調査をする事になった。般ピーが道の駅たじまを利用し山王トンネルを通過するのに対し、あくまで横川パーキングにこだわり峠越えを敢行していたが約1年ぶりの

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山王峠は今どのような状態になっているのだろうか。最後に通過した1年前には旧道分岐にあったはずの通行止と書かれた役に立たないバリケードが存在したはずだが今回は見当たらない。撤去されてしまったのだろうか?という事は長年続いていた通行止措置もようやく解除されたのだろうか。まあ普通に通過できれば時間の

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節約にもなると思い落ち葉の散乱する見通しの悪い旧道の山肌に沿ったトラバース区間を慎重に滑らないように登ります。訪れる度に荒廃度は増しているものの特に支障になるような箇所は存在せず峠区間の全線がアスファルト舗装されている山王峠に目立って危険な箇所は存在しておらずものの10分もあれば余裕で通過できた

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はずだが今回はそれを覆すような危険な譲二山本が立ちはだかっているではないか!本来ならばこのど派手な崩壊シーンになんじゃこりゃー!と言いたいところだが、ここは冷静にあたっく・ちゃーんす!と言ってみるがチャンスでも何でもない事は誰が見ても明らかである。目の前の見事なまでの崩壊っぷりは握り拳が

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プルプルと震えたままCMに入るには充分な迫力を有しておりガードレールをも捥ぎ取っていった崩落の凄まじい現状はこれからヘナリワンが通過するであろう位置から見下ろせばCM明けも全く同じあたっくちゃーんすの体制で握り拳だけが更に大きく震えている状態でいる事に他ならない。さあどうするヘナリワン!

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高く積まれた土砂の上に立つと足元の軟弱さも去る事ながら真下は50mはあろうかという高さの斜面で落ちれば間違いなく痛いだろう。もし仮にここを突破できたとしても次にまた同じような決壊箇所があれば命がいくつあっても足りない。入念なチェックをしていよいよ指令を下す時が来た。ヘナリワン突撃!

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突撃開始命令が下り勢い良く突っ込んだ直後に事件は起こった!倒れそしてズルズルと滑り落ちるヘナリワン!次元は会議室で起きてるんじゃない寝室で寝てるんだ!その時そう叫んだかどうかは定かではないがとにかくこれ以上落ちないように押さえておくのがやっとであった。

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