ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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兵戸峠(1)

★★

 

兵戸峠の取扱説明書

周防灘から島原湾にかけてひなびた山村区間を繋ぐローカル国道は、大分と熊本の県境を三度も越すのだが、その中で唯一の峠道が兵戸峠である。これまでは当路線を全線踏破するには気の遠くなるような時間を要したが、近年改良が著しく酷道と呼べるような区間も残りあと僅かとなり、数年後には快適な2車線として全通する事になる。往年の峠道はいまだに健在であり、今後も半永久的に通り抜け可能である事が保障されている兵戸峠の今をご覧頂こう。

 

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ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

温泉好きや秘湯マニアならずとも黒川温泉の名を耳にした事があるはず。全ての旅館を黒塗りで統一し、まるで隠れ里のような神秘的な空間を演出し、それが見事にヒットした。つい最近までは湯布院から黒川へ完全に覇権が移行し、温泉勢力図は塗り替えられたかのように見えたが、エビチャンネルが風のハルカを放映し、その追い風に乗って巻き返しを図る湯布院。若者受けするのは

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どう見ても黒川温泉で、いかにも平家落人伝説がありそうな演出を、集落全体で形成している為、テーマパークように統一性があって、それがギャルを中心に若者受けしているのである。しかしテレビ小説の影響力は大きかった。再び湯布院が見直されつつあるのだ。一時期は高級感を売りにし過ぎた為、一般庶民から総スカンを喰らい、客離れに歯止めがかからず、そこへ満を持して登場した

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黒川温泉に根こそぎ客を取られてしまった。黒川温泉の優れている点は全ての宿が概観を黒一色で統一しただけではなかった。以前は各旅館が客を奪い合うという全国各地のどこの温泉にも見られる構図は、黒川温泉も例外ではなかった。しかし黒川の旅館組合は立ち上がった。個々の旅館が客を奪い合うのではなく、一致団結して黒川温泉そのものを売り新たな客層を開拓するという

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画期的な取り組みを始めたのだ。外観の統一と同時に行ったのが温泉手形という新システムであった。通常は温泉地の宿に泊まると、宿泊先の風呂にしか入れない。しかし黒川はどの宿に泊まろうとも温泉手形を持っていれば黒川温泉内のどの宿の温泉でも自由に出入りする事が出来るようにしたのだ。これまで小さな枠の中で客を奪い合っているという構図を改め、共存共栄策を図った

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のだ。するとどうだろう、その噂はたちまち九州各地に広まり、噂を聞きつけた人々が大挙して押し寄せてきたのだ。結果的に黒川温泉は大成功を収めた。もしもこれまで通り小さな枠で物事を捉えていたならば、黒川は今でも細々と経営するひなびた温泉郷であっただろう。だが由布院が巻き返しを図る今、それにあぐらをかいている訳にはゆかない。ここはひとつ従業員全員が一丸となって

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落ち武者になってみてはどうか?頭を丸める必要はない。日本各地に生息する落ち武者を従業員として雇い入れればよいのだ。受付に落ち武者、送迎車の運転手も落ち武者、男性従業員は全て落ち武者で固めるのである。うちの親父なら即採用だろう。僕も落ち武者予備軍として、食えなくなった時の就職先としてそんなシステムがあると非常に有難い。これまで前頭葉が薄いというだけで

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世の中から冷たい視線を浴びてきた人達にとって、遂に堂々と胸を張り、誇りを持って働ける場所が誕生するのだ。平家落人伝説の里黒川近日オープン予定。採用条項:落ち武者であれば経験不問。年齢:40歳以上の方を優先しますが、40歳未満でも若武者として予備登録可。完全出来高制、黒川はやる気のあるあなたを応援します!

兵戸峠2進む

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