ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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小武川林道

★★★

 

小武川林道の取扱説明書

接続する林道が多く、その中心的な役割を果たす重要な小武川林道も一部舗装化され、いよいよ甘利山周辺もクリスタルラインの二の舞になってしまう時がやってきたようだ。

 

小武川林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

甘利山周辺のダートが今、危機に瀕している。かつては縦横無尽に走る林道のどれもが砂利道であった。しかし徐々にその範囲を狭め最盛期の役半分にまで減少してしまった。舗装化が正しいのか間違っているのか、それをはっきり答えられる者は少ないだろう。日頃その恩恵にあやかっている以上全てを否定できないし、また完全に肯定する事も出来ない。

小武川林道2/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

これまでORRでは一貫して舗装化には反対してきたが、アスファルトを完全否定しているのではなく、舗装化工事のやり方に問題があり、そこはこれからも訴え続けていくだろう。本来ごく一部の限られた人しか通行しない林道に舗装化の必要性は無い。つい数十年前まではどの国道でさえ砂利道で機能していたのだから本来アスファルトなど必要ないのだ。

小武川林道3/ORR

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しかし、世の中全体の流れがスピードを増していく中、道路もその流れに逆らう訳には行かなかった。もし高速道路が砂利道だったら開業初日から多重事故が発生し1日で閉鎖された事だろう。もし主要国道が砂利道だったら通年雪道を走っているのと変わらず現代の交通事情では渋滞どころか完全に交通が麻痺していた事だろう。しかし現実にはそれら全てが

小武川林道4/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

舗装されているのは勿論一般道を含む目に付くほとんどの道は善し悪しに関係なく気付いた時はそれが当たり前のように舗装化され、都会では砂利道を求めてわざわざ高速道路で無駄なガスと時間を使い100km以上も離れた場所まで探し求めに行かねばならないのだ。こうして文章にしてみると実にアホな行動に思えるがこれ現実。地元の方との会話で

小武川林道5/ORR

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よく出てくるのがその話題だ。わざわざこんな山の中まで何しに来た?である。そう彼らにはなかなか理解できないのだ。わざわざ高い高速料金を払って山の中までたった数kmの砂利道を走る為にやってきて帰りは高速代払った上に大渋滞に嵌る。理解できなくて当然だろう。また都会からやって来る連中も本質には目を向けず、帰りの渋滞をどうやって

小武川林道6/ORR

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回避するかだけを考えている。そうやってずっとこの先も何も変わらないまま世界は回り続ける。小武川林道はこの界隈では御庵沢小武川林道に続いての規模を誇る林道で現在でも国道からアクセスしてそう遠くない場所からすぐに砂利道となり、御座石鉱泉へのメインルートとして機能しているにも関わらず、いまだに舗装化されていないのが不思議である。

小武川林道7/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

御座石鉱泉への御座石林道、青木鉱泉へのロータリー三叉路となっている小武川支線林道、甘利山へと続く小字沢林道、その後鳥居峠を越えて御庵沢小武川林道へと繋がる訳だが山中の方から舗装化が進行していて、数年間目を離した隙にかなり広範囲にやられていた事から近い将来この周辺が全て砂利道であった事は昔話となってしまう可能性は非常に高い。

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