ORRの道路調査報告書:全国の廃道隧道酷道旧道林道を個人が実走調査したレビュー

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支流の沢林道

★★★

 

支流の沢林道の取扱説明書

この界隈の林道では最もメジャーである支流の沢林道。とにかく初心者でも荷物満載のソロツーリングライダーでも楽勝のお手軽コースと高原風景は人気があるのも頷ける。

 

支流の沢林道1/ORR

ドライブ&ツーリングのネタ帳ORR

支流の沢林道と上藻別富美林道の分岐はあたかも上藻別富美林道の方が本線のようになっていて支流の沢林道の案内板も立て方がおかしく、ここは間違い易いポイントなのだが本線は看板を過ぎて分岐左である。ところで覚えておいでだろうか?上藻別富美林道を。思えばロリエが廃道という世界の扉を初めて開けたのがこの分岐より先幾つもの川に

支流の沢林道2/ORR

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寸断された恐るべき道であった。目の前に立ちはだかる倒木に僕はいつものようにノコを取り出し切り始める。それを不思議そうに眺めていた彼の顔は今でも忘れない。一昨年あっさり他界され以来僕は再び孤独の身となったが本来一匹狼として長く活動してきたせいか一人で探索を続けるようになっても特に寂しいとかいう事はない。お互いソロで走るのが

支流の沢林道3/ORR

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デフォルトであって連れ立って走るのはあくまでイレギュラーだ。それでもハード区間を制するのに一人の力では無理な場合も多く、助けられた場面は数知れず二人だからこそ乗り越えられたという物件は一つや二つではない。右腕を失った代償は大きいが、まあゴミ箱から拾ってきたようなものだし掲示板にもあの世からの書き込みがあったので蘇生の可能性が

支流の沢林道4/ORR

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ない訳ではないみたいなので諦めつつ気長に待ちたいと思う。支流の沢林道の周囲には高い山がなく小高い丘がどこまでも続いているような状態だ。幅員はほぼ全線に渡り1.5車線と広めで、路面状況はフラットで急カーブは全くなく見通しの良い直線と緩やかなコーナーで構成され走り易いが故に油断すると気付かないうちにスロットルも開け気味となり

支流の沢林道5/ORR

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いつの間にか高速巡航となってしまいがちで、交通量極小の無名林道と違いメジャー林道故に交通量が多いので通行には充分な注意が必要だ。道中には紛らわしい分岐などが全くなく初心者でも安心して通行する事ができる。周囲は白樺林に囲まれ、また視界も開けている事から開放感に溢れ、支流の沢林道はメジャー林道としての条件を全て満たしている。

支流の沢林道6/ORR

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勿論距離も満足いくものであり不満と思える事はほとんどない。贅沢かもしれないが途中に東屋のひとつでも備わっているような休憩ポイントでもあれば完璧だ。地図上からもかつては本線級の扱いを受けていたと推測できる万年通行止のシマララギ林道との分岐を経て支流の沢林道はフィニッシュを迎える。さてこのまますんなりと舗装路となった道を

支流の沢林道7/ORR

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国道へ向けて抜けるのかと言えば、そうではない。先程のシマララギ林道をこのまま見過ごす訳にはゆかない。地図上では抜けているのだが実際は何年も前から通行止で、何度来ても解除された様子はない。という事は途中に大崩落しているとか、ごっそり道が消失しているとかしか考えられない。そして向かった先で目にした光景とは!?

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